愚民159

人はただ十二三より十五六さかり過ぐれば花に山風

気胸

入院8日目(手術日)

急な手術となったため、手術前日の夜に家族と共に手術の説明を受け、数種類の同意書に署名した。気胸は全身麻酔の手術となるが、麻酔で寝ぼけて暴れた時に身体を拘束することに対する同意書なんてものもあって、なかなか興味深い。2度目の手術ということで、…

入院6日目〜7日目

昨日は低気圧のせいか一日中だるくて寝ていた。今日は天気が良いから元気。自分が気圧に支配されていることを感じる。入院すると朝が来るのが待ち遠しい。普段は寝汚い人間なのでいつまででも眠っていられるが、入院していると体のどこかしらが痛くて2・3時…

入院2日目〜5日目

気胸の第一の関門は胸に刺したドレーンの痛みの克服で、これを過ぎると経過をひたすら観察するのみなので、特筆すべきことはさしてなくなる。ただし、この痛みは完全になくなることはない。毎夜寝てると痛みで目が覚めるし、毎朝起きるとしばらくは動けない…

入院1日目の夜

痛みはいつも夜に来る。なぜかは分からない。気温の低下や気圧の変化なども原因なのだろうが、暗闇と静寂に包まれるとごまかしが効かなくなり、純粋な自分の痛みと向き合わざるを得なくなる。 管を入れた最初の夜が一番辛い。前回入れた時は痛みのあまり丸1…

入院1日目

右肺の潰れたレントゲンを見て脱力した。「気胸って何でなっちゃうんですか?」「色々。急に起き上がったり、寝返りでなる人もいるしね」 「入院ですよね」「入院だね」再び脱力した。 私は特に激しく寝返りをした記憶もなかったが、今月は仕事が忙しかった…

入院前夜

昨日、自然気胸になって入院した。1年4ヶ月ぶり、2回目である。 女性がなりやすい気胸として、 月経随伴性気胸というものがある。子宮内膜症ではがれた子宮内膜が横隔膜に癒着し、肺に穴が開いてしまうらしい。しかし、私がなった気胸は月経とは関係ない。相…