愚民159

人はただ十二三より十五六さかり過ぐれば花に山風

ABC着ボイス評(+α)(2006.10.1〜2007.10.20)

  • ABC着ボイス評(その1)

「電話…じゃない、メールでした!」
(BY.五関晃一)

「ダンディ」といえば五関さんの代名詞だが、意外にも彼は結構なぶりっこだったりもする。

この着ボイスには五関さんのぶりっこっぷりが惜しげなく発揮されているが、
「あ〜ん、ややこしいこと言わないでよ」と文句の一つも垂れようものなら、
マグマをも瞬時に凍らせる五関EYESが発動し、発言者の心を凍りつかせるのであろう。
ぶりっこなくせにクールだなんて、本当に五関さんは萌えキャラだな。

他の人が発すればおちゃめでかわいいだけの着ボイスも、五関さんが発しただけで
「五関さんの視線を一瞬でも独り占めできるのならば凍らされるのも悪くない」
となぜかM心を刺激する着ボイスに早替わり。
「舞台荒らし」ならぬ「かわいい系着ボイス荒らし」、それが五関さんなのである。

  • ABC着ボイス評(その2)

「おはよう!朝だよー」
(BY.塚田僚一

夏休みの早朝のように爽やかな着ボイスである。

なぜか白い体操服を着ている塚ちゃんの姿が脳裏に浮かぶ。
かぶっているのは赤白帽、ゴムはきちんと顎の下に。
そう、イメージはラジオ体操のお兄さんだ。
お兄さんはラジオ体操第一だけでなく、第二まで元気良く踊りきることであろう。

もしも私が小学生だったら、この掛け声に元気よく返事をしながら、
塚ちゃん先生の元へ駆け寄ることが出来るのに……
と、自分が重ねてきた年齢に対して妙な感慨を抱かずにはいられない着ボイスである。

  • ABC着ボイス評(その3)

「メールかもしれないよ?」
(BY.戸塚祥太

いやらしい着ボイスである。
あまりのいやらしさに初めて聞いた時はそのまま10回程連続再生してしまった。
戸塚さんにはたまにエロースの神が降臨するので目が離せない。

戸塚さんの着ボイスの何がいやらしいって吐息混じりなのがどうにもこうにもいやらしい。
戸塚さんはお遊び半分でああいう喋り方をしてみただけなのであろうが、
聞かされる方はたまったもんではない。
気分は160キロの剛速球を受け止めるキャッチャーだ。
とにかく喋り方がツボすぎて、私の心のミットのど真ん中に毎回突き刺さるのである。

どうでもいいことだが、私の携帯にジャニウェブからメールが来ると、この着ボイスが鳴る。
先日携帯をマナーモードにし忘れたまま、職場の控え室に携帯を置いてしまったのだが、
誰もいない部屋でこの着ボイスが鳴り響いていたのかと思うと、中々シュールだ。
誰かいる時に鳴っていたとしら……辞めたい。

  • ABC着ボイス評(その4)

「いーよ、A.B.C.いーよ!」
(BY.河合郁人

なぜそんなに上から目線なのか、半笑いなのがまた妙に腹立たしい。
大冒険で司会(たぶん超立候補)を務めてから、何か勘違いをしているのではないだろうか。

着ボイスの内容や喋り方もさることながら、
4人連続配信のトリにして唯一まったく使えない着ボイスを配信するという事実に
彼の空気の読めなさが遺憾なく発揮されている。
本人的には「俺、ナイスオチ!」くらいに思っていそうなところがまた腹立たしい。
最初聞いたときに「いいオチだな」と思ってしまった自分に対しても腹立たしい。

とにもかくにも河合くんらしさが色々な意味で炸裂しまくっている一品。
ある意味、いとおしい(気がしないでもないかもしれない)着ボイスである。

  • 桐山照史(関西ジャニーズJr.、BAD)のインタビュー(太字は引用部分です)

女の子には全然モテないんだよね〜。
だってアキンチョだもん、しょうがないよ(笑)。
オレだっておしゃれしたいけど、ついたこ焼き買っちゃうから買えないもん。
(『Wink up』2004年3月号)

私がアキンチョこと桐山照史(きりやまあきと)に落ちるきっかけになった一言。
まったく中2になんて見えないのに「買えないもん」とぶりっこするアキンチョが面白すぎた。

「おしゃれしたいけど、ついたこ焼き買っちゃう」という一文には
絶妙のユーモアと、中2相応の無邪気さと可愛らしさと、
関西系アイドルとしてのさりげないアピールが込められており、
「アキンチョ、なんて計算高い発言をする子…!」と当時はおののいていたが、
2005年クリコンでのBAD団のアドリブを見る限り、彼のコメント能力は思ったほど高くない。
少なくとも王子系のルックスで売っている中間くんの方が圧倒的にセンスがあった。
つまり、本当に、ただ単純に、アキンチョはたこ焼きを買いすぎていたようである。

だからといって、アキンチョの男前度が下がるわけではない。
いつでもダンスは手を抜かず、ファンに対するサービスも非常にマメで、
これから関西を引っ張っていこうという自意識も高い。
ファンでなくとも旦那にしたいジュニアNo.1に彼を挙げる人は多いであろう。
見るたびにプロポーズしたくなるジュニア、それが桐山照史なのである。