愚民159

人はただ十二三より十五六さかり過ぐれば花に山風

呪いの電車 

連日のビデオ責めでの睡眠不足が祟ったのか、今日は学校に行こうとして10駅ほど寝過ごしてしまいました。大好きな漢文の講義だったのになんだかとっても悲しくなってしまいました。とりあえず反対方向の電車に乗ってぼんやりしていたらいつのまにか原宿に着いていました。平日なのにわりとお人がうじゃうじゃでした。見つけられるかどうか心配していたけれど、ちゃんとありました。中に入って写真を見ていたら私の大好きなFOUR TOPSの面々がとっても素敵な笑顔で写っていました。昨日見ていたビデオとあいまって今までの彼らの思い出が走馬灯のように流れていきました……  
不安や不満を感じたこともあったけど、とっても素敵なユニット(じゃないらしいけどまぁいいや)だったなぁ。もう見られないのかなぁ。やっぱり悲しいなぁ。GO NOW!とか今となっては奇跡みたいだよなぁ。波は結局歌いこなせてなかったなぁ。タッキーのSHELTERのバックはめたくそカッコ良かったなぁ。SHELTERといえばこないだのヨコのダンスは素晴らしかったなぁ。あれを見たらどんな人でも笑顔になってしまうよなぁ。みんなに笑顔をあげるなんてヨコってばアイドルだよなぁ……
少し脱線をしつつも溢れ出したFOUR TOPSへの想いは止まらず、あんまりにも苦しくなってしまった私は近くにあった紙をもぎ取ると、手当たり次第に「1」という文字を書き殴りました。紙面が埋まってくると少し気分が落ちつきました。そのまましばらくそこに立ち尽くしていましたが、こうしていてもしょうがないと思い、そこを出ようと思いました。グッバイニューヨーク!すると近くにいたお姉さんが、私が「1」と書き殴った紙をやさしく受けとってくれました。人間捨てたもんじゃないなぁと思いました。気付いたら33枚の写真と立体うちわという謎のアイテムを持って外に立ち尽くしていました。財布は寒かったけれど、なぜか心は暖かかったです。