愚民159

人はただ十二三より十五六さかり過ぐれば花に山風

ムージル『テルレスの惑い』 

ムージルというのはオーストリアの作家でして、『テルレスの惑い』というのは彼の処女小説らしいのですが、この小説が驚くほど萩尾望都さんの『トーマの心臓』に似ています。萩尾さんはこの作品からインスピレーションを得て、あの名作を描いたのではないでしょうか。 まだテルレスを全部読んでいないのでなんとも言い難いんですが…。とりあえず似ていると思ったことを覚え書き。