愚民159

人はただ十二三より十五六さかり過ぐれば花に山風

アメリカ

HDDレコーダーを買ったら一番最初にダビングするビデオは演技者。の「アメリカ」と決めておりました。先日MJをダビングしてしまったのですが、まぁあれはDVDだったしね。というわけでチャプター数56という渾身の「アメリカ」DVDが出来ましたよ。そしてDVDに焼いたらさっさとHDDから削除。自分の性格上、HDDに溜め込みだしたら最後、満タンになるまで何もしない気がするので、ずぼらな私らしくもなく、せっせと編集してさっさと焼いては即削除しているんですが、これっていいことなんでしょうか。あんまりマメに削除とかしちゃむしろ駄目だったりするのかしら・・・。
久しぶりに「アメリカ」を通して見たけれど、八田(生田)が弟(風間)の死を予感する度に、こう胸の奥がきゅっとしますね。はっきり言ってリアルタイムで見ていた時は「いったいいつ物語が始まるんだ」と心配していたのですが、ラストを見てから見ると「あ〜そういうことか」と分かっ(たような気分になっ)てしまうんですよね。あのラストは何回見ても鳥肌が立ちます。そして泣く。よく出来た本だ。「雨が来る」でも祈祷師を怪演していた赤堀雅秋さんですが、彼の胡散臭さは天性のものだと思います。天性の胡散臭さってやだけど。やっぱり「アメリカ」の方が変人度は高いかな。それにしても些細なことが本当にリアル。森(福田鴨秀)の微妙な無視のされっぷりとかちょっぴり痛いくらい生々しい。いいなぁ、この劇団。
それはそうと大根仁さんが最近「アメリカ」を再編集したらしいですが、何なんでしょうね。いろいろ期待しちゃいたい年頃です。