愚民159

人はただ十二三より十五六さかり過ぐれば花に山風

岡村ちゃんとアイボ

先日の夜、友人からこんなメールが来ました(無断転載ごめんちょ)。

岡村ちゃん、アイボ飼ってるんだって(泣)

岡村ちゃんというのは永遠のピーチボーイ岡村靖幸ちゃんのことです。これを見た瞬間「なんて切ない話なんだろう」と思いました。なぜ切ないと思ったのかというと、アイボというロボットに真剣に対峙している岡村ちゃんの姿が目に浮かんだからです。
岡村ちゃんという人は、いかんせん見返りや返答があきらかになさそうなものに対して真剣に対峙することが多すぎる。10年くらい前のロッキングオンジャパンのインタビューでは女子高生の何%がパンツを売ってるのか調査したい、とか真剣に言ってたりするし。その姿にはドン・キホーテが風車相手に決闘を挑むような滑稽さもあれば、幼い子どもがスーパーで買ってきた生卵を胸に抱いて必死にふ化させようとしているような純真さもあって、そのアンバランスさに私は切なくなります。
が、実際にロキノンの連載を読んでみたら、そこまで思いつめている様子でもなくてなんだか安心しました。「晩年」とか「何のモラルもない状態」とかおよそロボット相手には(というか生きてるペット相手にも)使わなそうなことは言ってるけど。異常にペットに興味津々な岡村ちゃんが面白かったです。いっそ何か飼ってみればいいんじゃないかなぁ。彼はすごく愛されたがっている人間に見えるけど、案外愛されるよりも愛したいタイプかもよ。
それとインタビューで、

じかにファンの人に触れて、非常に熱く熱狂的なものを感じ、これはマズいと。姿勢を正してやっていかないとバチが当たると。

と言ってくれたのが嬉しかった。最近の岡村ちゃんは復帰の理由としてまっさきにファンのことを挙げてくれる。嬉しいなぁ。去年のフレッシュボーイツアーに行った時、岡村ちゃんも熱かったけど、それ以上にファンの方々も熱くって、みんなの岡村ちゃんに対する愛が会場に充満していてすごくいいライブだなぁと思ったことを思い出した。
私、関ジャニ∞さんたちも同じような理由で好きなんですよね。本人たちも熱いけど、それ以上にファンが熱い。たぶん常に崖っぷちの姿勢でいるから熱くならざるを得ないんだろうけど、その熱さが好きです。みんな笑っちゃうくらい一生懸命でいとおしい。だってさ、いろはCDを普通に8枚買ってるエイトファン多すぎだから(笑)つられて私まで必死になってしまいつつある今日この頃…。
そんなことを思ったあと、どうもと剛さんのらぶふぁいたーを読んで、「この人、岡村ちゃんを聞いた方がいいんでないの?」と思ったことは内緒です。キンキファンもある意味崖っぷちだよなぁ。