愚民159

人はただ十二三より十五六さかり過ぐれば花に山風

『篠沢フランス文学講義1』

字も読めないような女の子が見に行って、さめざめと涙を流して感激している、そういうメロドラムがいいのだ。

ミュッセの言葉らしい。私もまったく同じ理由でアイドルが好きだ。まぁ彼は皮肉のつもりでこんなことを言ったんだろうけど。ユゴーの影から逃げたかったミュッセ、私は一体何から逃げたくてアイドルが素晴らしいと言い続けているのだろうか。
なんてなー。それにしてもなんて読みやすい本なんだろう。

篠沢フランス文学講義 (1)

篠沢フランス文学講義 (1)