愚民159

人はただ十二三より十五六さかり過ぐれば花に山風

外科室・海城発電

外科室・海城発電 他5篇 (岩波文庫)

外科室・海城発電 他5篇 (岩波文庫)

この連休はダイの大冒険ブルース・リー泉鏡花に生きた。泉鏡花がもはや100年以上も昔の人だなんて信じられない。100年前にもこんなに頭がおかしい人がいたなんて。この人、絶対に頭おかしい。女性観が歪みきってる。でも歪んでいる人の小説は面白い。この人の作中の女性に対する扱いを見ているとサドっぽく思えるけれど、実際の泉鏡花はマゾなんじゃなかろうか(となんとなく勝手に思った)。『義血侠血』は解説にある草稿時のラストの方がよいと思う。そちらの方が印象が鮮やかだし、滝の白糸も救われるような気がするし、何より鏡花らしい。この作品を書いた時の鏡花は21歳。私の22歳とは厚みも深みも違う。


それにしても村上さんの「ジャニーに掛け合ってみる!」という言葉が力強過ぎる。