愚民159

人はただ十二三より十五六さかり過ぐれば花に山風

最近NEWSとエイトの掛け持ち問題についてブログで話題にされる方が多くて、私は実はNEWSというユニットを掛け持ち問題を軸に据えて考えたことがあまりなかったので、今更ながら正面から向かい合って煮詰まっていたところに、内くんが肺気胸のために3週間お休みをするという知らせが飛びこんできた。


私がドリボを見たのは8日の10時公演と14時公演だったのだけれど、あの時既に彼が胸の痛みを抑え込みつつ舞台に立っていたのかもしれないと思うと、悲しくて切なくて痛々しくてやりきれない。ただNEWS結成以来馬車馬のごとく走らされ続けていた(こういう言い方はよくないとは思うんだけど、あえて)内くんが、病気という最悪の形であれやっと止まれたことに少し安心してしまった。それくらい内亮が課せられてきたスケジュールは異常なものだったと思う。


今が岐路なのかもしれない、今こそ決めなければならないのかもしれない。そう思う気持ちが強くあるのに、何を言えばいいのか何を願えばいいのかさっぱり分からない。内亮の仕事が決まる度に「二人が疲労で倒れるのではないか」と挨拶代わりのように言ってきたけれど、実際に現実として目の前に差し出されると、ユニットとしてどうこう以前に彼自身がどこかへ消えてしまうのではないかという恐怖がひたすら押し寄せてきて、その激流の中でただ呆然とすることしか出来なかった。


私はエイトファンだから、やっぱり内亮にはエイトにいてほしい。けれどももし今「スケジュールの都合上、内と錦戸は関ジャニ∞を抜け、NEWS一本で活動していくことに決まりました」と発表されたら私はあっさり二人を手放してしまうと思う。すごく辛いし、ものすごく後悔するだろうけど、それ以外の術が私には分からない。何もかも弛緩している。