愚民159

人はただ十二三より十五六さかり過ぐれば花に山風

ツケ

いろいろなサイトさんの意見を見て、私みたいに弱気になっている方よりも、ポジティブかつアグレッシブな意見の方の方が多いような気がして、とても勇気付けられた。私がそういうサイトを好んで見ているだけかもしれないけど。かといって私自身の弱気が改善されたわけでもない。「気胸」とか「入院」とか「手術」だとか、そういう非日常的な言葉の重みにただただ圧倒されてしまって、すっかり腰が引けてしまっている。


私は今までNEWSのことを考える時は4TOPSのことばかり持ち出して、エイトのことはあまり考えていなかった。それは4TOPSが結局は過去の存在であって今更こねくりまわしても何も変わらないから、という打算的な安心感があったからのような気がする。エイトの問題は「現在」であり「未来」の問題であって、だからこそ私はそのことに向き合うのが怖かった。そのことのツケが今になって全部回ってきてしまった気がする。まとめて払うには大きすぎるツケだった。


去年の今頃はやっさんが腰を悪くして、ドリボが終わったあたりからまったく消息が分からなくなってしまった。いつ帰ってくるのか分からない人を待つのはしんどい。それと比べると今回のように公式のアナウンスがあるだけマシなのかもしれない。けれどもやっさんの場合は安心してエイトをホームとして用意することができた。安心して待つことができた。内くんの場合、エイトとNEWSの二つに居場所があるわけで、その事実が彼をまた締め付けてしまうのではないかと思うと、待つこともままならない。すごく後ろ向きな考え方だと自分でも思う。メロドラマによくある「好きだから別れる」という発想は大嫌いだったはずなのに。


横山さんのことを考える。私が守りたいのは、内くんの笑顔よりもすばるさんの笑顔よりも、横山さんの笑顔だったりする。横山さんが無防備に無邪気に笑える場が奪われるとしたら許せない、とブギウギメドレーを見るたびに思う。どうすればいいんだろう。明日のレコメンが待ち遠しい。


いま「FIGHT MAN」を踊るやっさんが無性に見たい。帰ったら見よう。そしてどんな相手でもワンツースリーでノックダウン!という勢いを分けてもらう。やっさんは内くんのことをどう思っているんだろう。入院の心細さや仕事に穴を空けることの苦しみを一番分かってあげられるのはやっさんなんじゃないだろうか。去年のやっさんのことを考えていたら、ますます泣けてきた。