愚民159

人はただ十二三より十五六さかり過ぐれば花に山風

ゴッドファーザー PARTⅡ

ゴッドファーザー PART II [DVD]

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冒頭のシーン、エロすぎ。アル・パチーノ、エロすぎ。私の中でエロい男といえばジャニーズJr.の生田斗真戸塚祥太だったのだが、その中にアル・パチーノも加えることにした。生田斗真戸塚祥太アル・パチーノ、この3人が世界三大エロい男だ。とにかく冒頭のシーンが本当にエロい。5回連続リピート再生して5回とももんどりうってしてしまうくらいエロい。何がエロいって目がエロい。あの凄まじい孤独を宿した目がたまらなくエロい。エロスとはこういうものだ。少年時代のビトの瞳も陰鬱でエロい。孫の方に胸が躍らないのは彼の瞳が明るいからだろう。私のようなおたくの女が思い描く「少年」というものは結局日本人ではなくこういう白人の男の子なのかもしれない。(私の場合、萩尾望都の影響が大きい気もするが。)澄んだソプラノの声、やせ細った体、不健康そうな白い肌…出演シーンは10分ほどだったが私の中に強烈な印象を残した。診察シーンとかやばかった。
それと私は物語の中で過去の物語を延々と挿入されてしまうと飽きてしまう。が、たまに全然飽きない物語もある。『ゴッドファーザー PARTⅡ』は飽きなかった。むしろ過去の物語の方が生き生きとしていて面白かった。現在の方がつまらないというのではなく、現在の物語はただひらすら切ないので、過去の成り上がりの物語が挿入されることにより中和されるというか、むしろコントラストとなって現在の物語の切なさが照らし出されるというか、とにかくよかった。よかったんだ。見終わったあと切なさで身がよじれそうだった。アル・パチーノは切なくてエロい。