愚民159

人はただ十二三より十五六さかり過ぐれば花に山風

掛け持ちの歪みがこのような形で現れるとは思わなかった。溜まりに溜まって澱のようになっていた膿が出たのかもしれない。そのままその場所から腐っていくか、それともそれがきっかけで元よりも綺麗な状態になるか。もちろん後者を望んではいるのだけれど、その傷口を掻き回すような報道にだんだんと自信がなくなっていく。昨日は誰彼構わず「馬鹿野郎」と罵りたい気分だったけれど、今はただ寂しくて悲しくて虚しくてやりきれない。揃ったチケットを見てもため息しか出てこない。(それでも交換のために事務的な交渉をこなしているのだから現金なものだ。)あの記事の横に岡村ちゃんの記事。ポイズンな世の中だ。みんな幸せになりたいだけなんじゃないかと思う。