愚民159

人はただ十二三より十五六さかり過ぐれば花に山風

松竹座と風間さん

真帆さんリナさんが教えて下さった素敵なお話。エイトと風間さんのコラボ!

風間さんが松竹座に来たこと自体は知人からのメールで知っていましたが、曲にまでお邪魔していたことは真帆さんのレポを読むまで知りませんでした。風間さんがあの曲の中にいたということ。この事実を知って、なぜだかやたらと泣けてきました。

2003年10月12日の東京ドームにて、私の中の「アイドル風間」は終焉を迎えました。アイドル風間と同時に、私にとっての「古き良きジュニア時代」(=滝沢さん時代といっても良いかもしれない)も終わりを告げました。ジャニーズFAN感謝祭のOPのショータイムで滝つもニウスもジュニアも入り乱れて『瞳を閉じて』を歌っていた時に、私は双眼鏡を覗きながら泣いてしまいました。そこにあったのは私が愛してやまなかったジュニアの世界そのものだったから。この日の『瞳を閉じて』は私のようなジュニアファンへの餞別だったのかもしれません。この日以降も風間さんは少クラに出ていたにも関わらず、私の中の「アイドル風間」の終焉日もこの日に思えてならないのは、結局私にとって風間さんは「古き良きジュニア時代」の象徴のような人だからなんだと思います。こんなにエイトに骨抜きになりながら、未だに風間ファンだと言いたくなるのはそのせいです。当時のジュニアに対する思い入れがある限り、きっと私は風間ファンだと言い続けるのだと思います。

昔のジュニア界の、まるで一つの大きな家族のような空気がとても好きでした。それに比べるとユニットが乱立している今のジュニア界は単なる核家族の集合に過ぎないように見えます。それはそれで群雄割拠という感じで面白いのですが、少し寂しい…。関東に比べると関西には未だ「古き良きジュニア時代」の空気が濃厚に残っていると思います。エイトと関ジュは一つの大きな家族というような空気がエイトからも、関ジュからも、エイトファンからも、関ジュファンからも、ごく自然に出ているように思えるのです。例えばフォーラムコンの時にバックに関ジュ全員が来ることを願うエイトファンはかなり多かった気がします。そういう願いがするっと出てくる関西の空気が大好きです。私がこんなにエイトに入れ込むことになった理由は、やっさんより何よりこの空気のせいだったのだと思います。

2005年8月7日、風間さんがあの曲のただ中に存在することによって、かつて愛してやまなかった世界といま愛してやまない世界が交錯しました。その時のことを思うとなんだか泣けて仕方がないのです。この涙は2003年に東京ドームで流した涙と同じものだと思います。もう見ることはないと思っていた光景を再び見られた奇跡、喜び、感謝、感傷。あの曲の中にいる風間さんはきっとキラキラしていたに違いありません。その場面を想像すると、自分がかつて愛していた世界はやっぱり素晴らしかったなぁと確認できたような気がして、少し泣きたくなってしまうのです。あの時が続いていたら今頃どうなっていたんだろう。考えても仕方のないことだけど。


…風間さんとやっさんのけんか萌え。カザポン、もっと言ってやって(笑)