愚民159

人はただ十二三より十五六さかり過ぐれば花に山風

「Heat in on」

アルバムの一曲目は「Heat in on」でも良かったんじゃないかと思う。なんかオープニングを飾るのに相応しい曲ってあるじゃないですか。私はそういう曲を「一曲目曲」と呼んでいるんだけど(語呂悪し)、「Heat in on」ってすごく一曲目曲なんだよ!まぁ「F・T・O」も一曲目曲なんだけどさー。このアルバム、一曲目曲が2つあるんだよね。アルバムの一曲目は「F・T・O」に譲ったんだから、コンサートは是非とも「Heat is on」ではじまって欲しい。大阪を強調するのもいいけど、折角東名阪を回るんだから、一曲目は無国籍ならぬ無地方色の曲でもいいんじゃないかしら?いや、東名阪を回るからこそ大阪色を出すべきなのか…。

確かに「F・T・O」はものすごくデビュー以降のエイトらしい曲なんだけど、「Heat is on」ってなんかエイトじゃないみたいに普通にかっこよい感じのジャニ曲なので、聞いてると妙にドキドキするんですよ。「この人、こんな一面もあったんだ(きゅん)」みたいな。そういう普段とは違うかっこよさからはじまるのもいいんじゃないかなーと思うわけです。

今はエイトを見て「らしいなぁ」と相好を崩すより、圧倒的な力で奪われるみたいにときめきたい気分。もうグダグダ考えさせないで欲しい。かっこよさだけを見せ付けて欲しい。とにかく押し流されてしまいたい。「マーメイド」をはじめて聞いた時のような高揚感を、私はずっと待っているんです。最近そういうエイトにお目にかかっていない気がする。エイトにはそういうこともできるの。エイトは「面白くてかっこいい」だけじゃないんだよ。純粋に「かっこいい」だけで構成されていることもできるんだよ。だから好きになったんだもの。

かっこいいエイトが見たいです。かっこいい曲で鬼のように踊るやっさんが見たい。