2006-08-09 隠れヲタな理由 われわれの行動を誰かが注目しているときには、望むと望まないとにかかわらず、その目を意識せざるをえず、やっていることの何ひとつとして真実ではなくなる。(略)そこでザビナは自分の恋をかくさねばならないことを苦にはしない。逆に、そうしてのみ「真実に生きる」ことができるのである。 (ミラン・クンデラ、千野栄一訳 『存在の耐えられない軽さ』 集英社)