愚民159

人はただ十二三より十五六さかり過ぐれば花に山風

うおおおお

今週は帰りの電車の中でドストエフスキーたんの『罪と罰』を読んでいる。高校生の時に読んだけど、別の方の訳で読み返している。超心やすらぐ。ラスコーリニコフたんは驚くほどの美青年なんですよ。そんな彼が苦悩したり苦悩したり苦悩したりする小説。もももも萌え!!!!!

「だが、おれの言ったことがうそだとしたら」と彼は思わず大きな声を出した。「実際は、人間が、おしなべて、つまり人類全部が、卑劣でないとしたら、あとのことはすべて――偏見ということだ、見せかけの恐怖にすぎぬ、とすれば何の障害もあり得ない、当然そういうことになるわけだ!……」

はぁ、痺れるぜ。どっくんの言葉はいつでも俺の心を捕らえて離してくれないんだぜ。
ちなみに先週はこれ読んで泣いてた。

ふたりのロッテ (岩波少年文庫)

ふたりのロッテ (岩波少年文庫)

めっちゃ良い。ケストナーは良いなぁ。萩尾望都の『セーラヒルの聖夜』を思い出す。萩尾望都の初期作品って超ケストナーっぽいと思う今日この頃。

「わたしまで、わからなくなっちゃった。わたしはいったいどっちなの?ああ、半分になっちゃったわたし、なんてかわいそうなの!」