愚民159

人はただ十二三より十五六さかり過ぐれば花に山風

おひさしぶりです

こんにちは。前回の日記から1ヶ月以上過ぎちゃいましたね。なんだか色々ありましたが、やっぱり一番衝撃的だったのは辻ちゃんのことでしょうか。なんというか、私の中のモーニング娘。という物語は完全に終わったな、としみじみ思いました。私にとってファンになることはその対象について物語を作ることで(それはこのへんでちょっと語ってます)、私は辻ちゃん辻ちゃんを取り巻く周囲の人々に関する幸福な物語を紡いで紡いで、その都合の良いことだらけの日向湯みたいな世界に浸っていました。その世界の辻ちゃんは焼きそばを食べられなくて泣いている子供で、そんな辻ちゃんを微笑ましくモーニング娘。のメンバーが見守っている……こんな単純なことが私の中ではこれ以上のものはないほど素晴らしい物語になっていました。辻ちゃん加護ちゃんとともにモーニング娘。を抜けて、その物語は希薄にはなっていましたが、それでもたまにその物語にエピソードを書き加えることもありました。そんな辻ちゃんに子供ができたことは、辻ちゃんを子供だと思い込んでいた私には衝撃的な事実で、私がずるずるとしがみついてきた物語にそろそろ幕を引くべきなんだな、と思いました。
辻ちゃんと太陽くんのカップルはとても初々しく可愛らしいもので(まぁ既に子供がいるという事実は生々しいのですが)、その幸せそうな映像を見て素直に祝福することはできたのだけれど、それでもなんともいえない淋しさでいっぱいになりました。物語の終わりというのはどんなにハッピーエンドでも、その物語を愛していればいるほど淋しいものなのです。