あーもう
江川卓ってなんでフランス語をカタカナで訳すんだろう。フランス語はフランス語のままでいいじゃない。まぁなんとも興ざめとはまさにこのことだよ。木村浩はちゃんとフランス語はフランス語のままにしておいてくれたのに。カタカナってなんかすごく馬鹿っぽいじゃない。ミスターポポみたいじゃない。いやミスターポポは馬鹿じゃないけど。そして実際ステパン氏は馬鹿なのかもしれないけど。いや、馬鹿というか凡庸なんだよな。ドストエフスキーって凡庸であることをものすごく馬鹿にしているよね。その凡庸さっていうのもさ、中途半端に頭が良い分、滑稽さが際立ってる類いの凡庸さなんだよ。なんかもう読んでると耳が痛痒くなってくるの。中途半端って一番駄目だよな。中途半端に関わるなって一条さんも言ってたし(@仮面ライダークウガ)。とにかく『悪霊』における江川卓のフランス語の訳し方が駄目なんだ。日本語の部分が好きな分口惜しい。でも同じく江川卓訳の『地下室の手記』はこんなんじゃなかった気がするから、持っている版が古すぎるのかもしれない。でもたとえフランス語がフランス語のままになっていたとしても現行の版を買うのも嫌なの。あの表紙とかあのフォントのでかさとか嫌なの。馬鹿みたいなんだもん。あー馬鹿のくせに何言っちゃってるんだろう。小沼文彦訳が読みたい。
- 作者: ドストエフスキー,江川卓
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2004/12
- メディア: 文庫
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