「エルフェンリート」/「殺人鬼」
もうすぐ悶絶知念様が放送されますね!!!!!11月1日11:45〜は日テレのスクール革命、スクール革命をよろしくお願いします!!!!!!
興奮を抑えるために前から気になっていた「エルフェンリート」を一気読みして、漫画を読んだら活字も読みたくなって、最初は茂木健一郎を読んでいたけど興が乗らず、そのへんに転がっていたチャタレー夫人を読み始めたけどしっくりこなくて、本棚をぼーっと見てなんとなく手に取ったのが「殺人鬼」でした。なんだかエグい作品ばかり読んでしまった。最近「もったんのイノセンスゆえの残酷さ」について考えていたので、こういう選択になったのかな?全然参考になんなかったけど。
- 作者: 岡本倫
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2002/10/18
- メディア: コミック
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けれども、この作品の主人公コウタはディクロニウスとして苦悩する少女たちのことなんて全く知らず、かわいい女の子たちに囲まれてリア充大学生ライフをのほほんと楽しんでいます。確かにそれなりに危険な目にあったり、悲しい過去を背負っていたりもするのですが、基本的に自分のことばかりで、女の子には優しいけれど、その宿命までを背負ってあげようという気概は感じられません。
逆に少女たちは自分の大事な男性を守ろうと必死に闘っていて、大切な人の命も宿命も全部自分だけで背負ってやろうという強さを感じます。この作品は読んで、「時代は『ボーイ・ミーツ・ガール』というより『ガール・ミーツ・ボーイ』になってきているのね〜」なんて思ったのですが、ここである台詞が、脳裏をよぎりました。
女と男のLOVEと書いてこれを「革命」と読みます
愛して愛されて この永遠のテーマは『Girl loves Boy』から始まるのです
(滝沢秀明『愛・革命』)
ジャニー原案(おそらく)のすっとこどっこいな台詞ですが、案外これは真理をついているのかもしれない。
というわけで、革命時代の幕開けを感じた作品でした。
- 作者: 綾辻行人
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1996/01/30
- メディア: 文庫
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「死」が記号化されているミステリ小説よりは、いっそ一つ一つの「死」を過剰にラッピングしたこういう作品の方が好感が持てるような気がする。いや好きではないけど……。なんだかんだで面白かったので、続編もそのうち読みたいです。