愚民159

人はただ十二三より十五六さかり過ぐれば花に山風

知念様へのラブレター(Mステ編)

「あれ?へいせいじゃんぷのはずなのに、2004年のジュニア名鑑に載ってた風間俊介がいるよ?」と思ったら、知念様だった件について。
知念様、確かにあなたは麗しい。私の中のかわいい成分を全部抽出してこねくり回してぶつけても、無造作に小首を3センチ傾げた知念様にはあっさり粉砕されることでしょう。それでも、やっぱりメンテナンスを怠ってはいけないと思うんです。いや、分かるんです。冬休みは毎日毎日仕事で、すぐに学校が始まって、髪を切る暇なんてないですよね?分かるんです。だから、本当はこんなこと言いたくないんです。でもね、私は悔しいんです。悔しいんですよ、知念様。髪が長くてでこっぱちな知念様はワイルドで、正直ちょっとドキドキしました。いや、ちょっとじゃないです、だいぶドキドキしました。でも、知念様の売りって自他共に認める「かわいさ」じゃないですか。「かわいさ」という点では、年下のもったんの追随すら許さないわけじゃないですか。Mステって、たぶん数ある番組の中で、もっともおたく以外の目に触れる番組なんです。「スクール革命見てよ!」とは言えなくても「Mステ見てね!」なら言えるんです。そういう場で、あなたのかわいさをアピールしないでどうするんですか?確かにダンスは気合が入っていてかっこよかったです。でも、違うんです。違うんですよ。大衆に訴える上で、一番大切なことってなんだと思いますか?それは「分かりやすさ」です。分かりやすいものというのは、良くも悪くも大衆の目を引くんです。知念様の「かわいさ」というのは、へいせいじゃんぷというユニットを表現する上で、もっとも分かりやすい記号の一つだと思うんです。自分たちがどう思っているか知りませんが、あなたたちはまだまだ若い。若くてフレッシュでかわいらしいユニットなんです。そんな子たちがこういうアンニュイでメロウな歌謡曲を歌うというアンバランスさは、きっと人目を引くと思うんです。でも、今日の知念様はこの曲にハマってしまっていた。超絶かっこよかった。それが悔しいんです。私は、知念様に浮き上がっていて欲しいんです。Mステ初披露時の「真夜中のシャドーボーイ」は素晴らしかった。知念様の少女めいた少年性が妖しくきらめいて浮き上がっていた。そもそも、あの頃と比べると、周囲の対応もやっつけ仕事である感がぬぐえません。特に今回の冬コンで個人的にもっとも「ねーよwwwwww」と思っていた衣装を着ていた瞬間には絶望すらしました。でも、今日の山田くんは素晴らしかったと思います。あの人はやりきりました。痩せて精悍さが増していた山田くんの険しい表情はこの曲の世界観をよく表していました。良いか悪いかということは別です。とにかくあの「I LOVE YOU」も含め、いま山田くんがへいせいじゃんぷとしてすべきことをやりきっていた。知念様は知念様としての責務をまっとうしたと言えるのでしょうか?いや、知念様は超かっこよかったんですよ。本当に本当にかっこよかった。でも、知念様がかっこいいことなんて、おたくだけが知っていればいいんです。あなたはまだまだじゃんぷの「かわいさ」を担っていかなければいけないんです。さすがに何のメンテナンスもせずにかわいくいられる季節は終わってしまいました。そもそも知念様ってかっこいい人なんです。でも、たとえば前髪を作るだけで、まだまだ無上のかわいさが宿ると思うんですよ。私はそんな知念様を一般人の瞳のスクリーンに映して欲しかった。
折角のMステ出演なのに、こんなことを言ってすみません。いや、知念様はすっごくかっこよかったんですよ。本当に。おたくとしては満足なんです。でもこれは対外的には失敗だと思います。知念様、ごめんなさい……。
SHAZNAの映像で知念様を小窓で抜くテレ朝のセンスが大好きです。個人的には圭人がノラ・ジョーンズに英語で質問するというコーナーをやってほしかったです。