愚民159

人はただ十二三より十五六さかり過ぐれば花に山風

プラス40cmの裏側の知念様

取り急ぎ、世界一受けたい授業走り高跳びだけ見ました。去年の知念様の記録は110cm、一人だけ学生らしくはさみ跳びで挑戦する知念様を見て、愚民は「ベリーロールならもっといけたのに!」と思いました。
去年の反省を踏まえたのか、今年の知念様は背面跳びで臨まれました。記録は去年を大きく超えて150cm、身長156cm(実際にはもうちょっとあると思う。逆サバな知念様かっこいい!!)の知念様の記録としてはかなりすごいものなのではないでしょうか。


去年の冬コン、初日にはジャスワナがまったく踊れていなかったのに、翌日にはきっちり仕上げてきた知念様に感動しました(当たり前のことかもしれませんが、これができない人が意外とたくさんいるのです)。知念様は「努力は嫌い」とはっきりおっしゃいますが、私はやっぱり知念様は努力の人だと思います。きっと知念様にとって「できることを練習する」ことは「努力」に含まれないんでしょう。ここに知念様独特のストイックさを感じます。
知念様はできないことはやらないけど、できることはとことんやります。そして知念様が意識している「できること」というのは普通の人よりもずっと範囲が広い。たぶん知念様にとって「やったことないけど、やったらできそうなこと」くらいのものも「できること」のカテゴリーに入っているんだと思うんです。周りが思っている(知念様が思わせているのかもしれない)よりずっと、知念様の視野は広い。前にも言ったことがありますが、知念様は大海の広さを知っていてあえて井の中に甘んじている蛙です。その井の中だって普通の人よりはずっと広いのです。


私はこの高跳びのプラス40cmに知念様の努力を感じます。本人が「努力」という言葉を使っていないだけで、これは立派な努力です。「努力は嫌い」という言葉の裏で、知念様はひっそりと汗を流しています。時には涙を流しているのかもしれません。知念様はそんな自分に気付いて欲しくないのでしょうが、私は誰か一人だけでもいいから、知念様のそういう部分に気付いてくれる人がいればいいなと思います。今は良くても、これからたぶん辛くなります。
私の中でどんどん勝手に知念様の孤独が膨らんでいて、これが私の単なる杞憂ならそれはそれでまったく構わないんです。むしろ杞憂であって欲しい。おたくは心配性なんです。いつでも知念様の健やかな成長を心から願っています。


余談ですが、今年の知念様はバーが上がるごとに服を脱いでいくというセクシーな一面も見せてらっしゃいました。脱衣高跳びとは斬新ですね。恥ずかしそうにどや顔をなさる知念様に愚民はキュンときました。