愚民159

人はただ十二三より十五六さかり過ぐれば花に山風

2010-10-25 岡本・森本

はてなと並んで岡本森本アイスを食べてるWHY???????
と圭人に全力で歌いたかった一週目月曜日。OPトークだけです。すみません。



岡本:こんばんは!平成セブンの岡本けいとでーす!
森本:こんばんは!森本りゅうたろうです!
岡本:今週はね、僕たち二人がお送りしたいと思います。
森本:はい。お願いします。
岡本:はぁーー……やっぱ、龍太郎か。
森本:やっぱ龍太郎って、今日知ったんだろ、お前?
スタッフ:(笑)
岡本:え、なに?
森本:今日知ったんだろ?
岡本:そう。だってさ、さっきさー、ま、入るじゃん、この文化放送の中に。
森本:うん。
岡本:入るまで知らなかったの、今日誰とやるか。
森本:うんうん。
岡本:で、俺はてっきりー、「あ、山ちゃんかな?」って思ってたの。
森本:そう(笑)俺も裕翔くんかなって思ってた(笑)
岡本:俺、ずーっとさ、山ちゃんとずーっとやってなくてー、「おーし、じゃあちょっと今日がんばるぞ」って思ってー。来たらね……。
森本:「来たらね……」じゃなくて!(笑)
岡本:龍太郎だったよ……。
森本:それおかしい。
岡本:でも、まさかの龍太郎でね……。
森本:まさかじゃねーだろ(笑)
岡本:まさかだよー!
森本:なにがまさかだよ。
岡本:だって、俺、この前、知念とやってすんげー楽しかったんだもん……。
スタッフ:(笑)
森本:……バカじゃねーの、お前!?
岡本:え?バカじゃないよ!……ま、いんだけどね。
森本:じゃさ、最初から、それ言うなよ!
岡本:なにが?(笑)
森本:てっきり龍太郎だよ。
岡本:ごめんごめんごめん(笑)それが言いたくてさ。
森本:フフフ。まぁ、ね。
岡本:うん……。ま、こんな感じで、そろそろ始めましょう。


先日のKCラジオの特徴の一つに「密室性の高さ」があげられると思います。解釈や発想が飛躍しても二人だけは理解して、リスナーを置いてけぼりにしてすぐにどっかへ行ってしまう傾向がありました。

私はミステリはあんまり読まないんですが、あえて言うなら密室トリックのミステリが好きです。部屋じゃなくても、雪に閉ざされたペンションとか、ミステリじゃないけど『十五少年漂流記』とか、ちょっとダークだけど『蝿の王』とか『芽むしり仔撃ち』とか、ジャニヲタ的な例を挙げれば『ぼくらの勇気 未満都市』とか、そういう限定された空間の中で極限的な精神状態におかれた人間たちの心理や行動にすごく興味があるんです。
密室といえば、江戸川乱歩のある小説の密室トリックが忘れられません。主人公は密室殺人の犯人を探すのですが、実は殺人事件が起こった時にはその部屋には屋根がなくて、犯行後に屋根を取り付けて密室を作ったというアクロバティックなトリックだったんです(忘れられないと言っているくせに、記憶ベースの話なので全然違うかもしれません)。
今日のラジオを聴いて、この乱歩のぶっとんだトリックを思い出しました。乱歩のトリックは「密室だと思ってたら実は密室じゃなかった」というものでしたが、今回のラジオは「密室じゃないと思っていたら実は密室だった」というアンチミステリもびっくりな内容でした。


最初、圭人は「やっぱ龍太郎か……」とため息をつきました。しかし、圭人は龍太郎とやることなんて知らなかったという。「やっぱ」もなにもありません。続けて、実は「あ、山ちゃんかな?」と思っていたと言います。久しぶりの山田くんとやるラジオならがんばろうと思ったらしい。「おーし、じゃあちょっと今日がんばるぞ」という台詞には一種の義務感を感じます。山田くんだと思っていたらしいが、別に楽しみにしていたわけでもないらしい。山田くんとやることをそこまで楽しみにしていたわけでもないのに、相手がもったんであることを執拗に嘆く圭人。その理由を尋ねるもったん。そして真実は明かされます。


「俺、この前、知念とやってすんげー楽しかったんだもん……」


私も声を大にして言いたい。
バカじゃねーの、お前!?
だって仕事だもん!何、楽しさ優先にしてるの?いや、こういうお仕事だから本人たちの楽しさも大事だと思うけど。それにしたって圭人の口調が駄々をこねる子供以外の何者でもなかった。「え、バカじゃないよ!」と「……ま、いんだけどね」の間がカットされてるっぽいので、圭人が更にどんだけバカなことを言ったのかが気になります。


もったんは言うなれば探偵です。通り魔犯を探していたのに、その犯人はずっと密室の中にいた。そんな感じ。あの呟き一つで瞬時に3週前までの密室を圭人は作り出しました。そんな圭人がすごいんだかバカなんだか、私にはよく分かりません。最後にぽつっと呟いた「それが言いたくてさ」で、完全犯罪成立です。


KCラジオの最終週の金曜日、知念様は圭人とのラジオを「楽しかった」とおっしゃっていました。それに対して圭人は「やっぱり楽しい時間は早く過ぎる?」と聞き返しただけで、自分がどうだったのかは言いませんでした。その返事をまさか3週越えてこんなところで言うなんて……。圭人って好意の発露が素直な人だと思っていたけど、少しでも拒絶される要因があると言えないのかもしれない。思えば、1年7ヶ月前は知念様に「めんどくさい」と言われても「俺は楽しかったよ」と言っていたのに、今回は知念様の感想を聞くばかりで自分が楽しかったかどうかは言わなかった。知念様に対して、今回のもったんに対するようなめんどくさいこともあまりしなかった。本当に、結構本気で「めんどくさい」と言われたことを気にしていたのかもしれません。の割に、もったんに「MAXめんどくせーー!!!」と言われても楽しそうだったけど。


圭人という人物が奥深すぎてよく分かりませんが、とにかく岡森ラジオがこれからも楽しみです。