「ありがとう」〜世界のどこにいても〜の通常盤について

今日はフラゲ日ですね。私はフラゲのできない国*1に住んでいる社畜なのですが、家に帰ったらアマゾンさんが届けてくれていました、なぜか通常盤だけ……。PVを見るのはまだ先になりそうなのでとりあえず手元にある通常盤のジャケ写の感想を書いておきます。ネタばれ（ジャケ写ばれ）になるので隠します。

ありがとう~世界のどこにいても~

まずは知念様についてです。髪型は軽く前髪を下ろして左眉の上あたりで分けていらっしゃるのですが、かっこよくもかわいくもなれる魔法の髪型です。素敵です。コンサートでも是非この髪型でお願いしたいです。
ジャケット表面の軽く戦闘態勢に入っている知念様も超絶かっこいいのですが、CDを開くと出てくるストイックな風情で座っている知念様がどんでもなく！！えろい！！もう！！たまりません！！上半身だけ見ていると、滝川クリステルを彷彿とさせるような清潔感溢れるただずまいなのですが、下半身がとんでもなくいやらしいのです。
いやらしいといっても別に変なことをしているわけではなく、普通に座って右膝の上で両手を組んでいるだけなんですけど、手を置いている右足をちょうど足を組む途中みたいな感じでほんの少しだけ宙に浮かせているんです。上半身は完全なる「静」なのに、下半身にはひそやかな「動」が息づいているんです。そのささいな違和感にとても静謐なエロスを感じます。スカートで例えるなら、スリットの入ったロングのタイトスカートです。この知念様を見つめていると、スリットからチラチラ覗くストッキングでつやめいた綺麗なお姉さんの太ももにドキドキする中学生男子のような気持ちになるんです。そんな秘書風のストイックなエロスがこの知念様には満ちているんです。まだ歌を聴いていませんが、この知念様を見られるというだけで1200円分以上の価値は十分あるCDです。買って下さい。
ちなみに隣に座っているありーたんをスカートで例えるならミニスカートです。女子高生のむちむちの太もものような太陽の匂いのする健康的なエロさ。別にスカートで例える必要ないけど。

さて、裏の知念様に思いっきり悶えたので、もう少し全体を見てみようと思います。私はぱっと見一緒っぽいけどよく見ると少しずつ型違いな衣装が好きなんですが、今回はベストとセブンで分かれているだけなんですね。ほんと、最近のJUMP衣装って怠慢ですよね。成長期だから仕方ないのかなぁとも思うんですが、作り手にはもっとがんばっていたただきたい。
でもこの衣装自体は嫌いじゃないです。トラディショナルなのにどこか近未来的な雰囲気の漂う衣装ですよね。たぶん下半身がぴったりしているから近未来的に見えるんだと思います。私たちが思い描く未来人はなぜかみんなぴったりとした服を着ています。映画でも漫画でもダブダブの服を着た未来人はあまりいません。なんとなく「宇宙船の若きクルーたち」という煽りをつけたくなるような衣装です。たぶん彼らはこれから正式な宇宙船のパイロットになるために、最終試験として10人で宇宙船に乗りこむんです。しかし、乗りこんでみるとなぜか11人いる！……という萩尾望都的な妄想が広がる衣装です。よくよく見てみると、セブン衣装は首元がゆるくてジャケットを脱いだらまぬけそうな気もするんですが、でも嫌いじゃないです。実際に動いている姿を見たら好きになるかもしれません。可能性を感じる衣装です。（でも好きとは断言できない何かがある……。）
めざましで少しだけPVを見ましたけど、PVも近未来的な感じでしたよね。アイドルと近未来の組合せって素晴らしいですよね。非日常的な存在の彼らには現実よりも近未来が似合うんです。UMPのPVも近未来的で好きでした。

さて、ジャケ写に話は戻りますが、10分くらい見つめてみたんですけど、構図からは特に何も伝わってきませんでした。左右対称なようでいてそうじゃないし、なんか薮くんとピカールのポーズにキラリと光るものがある気がするんですが、結局のところ動きがあるようなないような、なんとも中途半端な構図だと思います。たぶんこれ、なんとなく撮った写真なんだと思います。なんとなく並んで、なんとなくみんなポーズをとってみただけ。だったら、裏のみんなが正面を向いて座っている写真の方が潔くて良いと思います。
でも、このシングルに限らずJUMPのCDのジャケ写ってみんなそうですよね。みんななんとなく並べられてるだけ。10人を写すってそれだけで大変なことなんでしょうねぇと思う一方で、10人もいるとそれぞれがポーズをとっているだけでなんとなく形になってしまうので、そこに作り手が甘んじてしまっているんじゃないかという気もします。少なくとも私には作り手の表現したいもの（アイドルCDにそんなものいらないと言われてしまったらそれまでなんですが）がまったく伝わってきませんでした。ジャケ写はCDの顔なんだからもっと頑張って欲しいものです。個人的にはモーニング娘。の「I WISH」みたいな感じで撮れば良かったんじゃないかと思います。人数も同じだし。

I WISH

娘。さんも人数が多いのでただ並んでいるだけのジャケ写が多いんですけど、このジャケ写はすごく統一感があって好きなんです。ちなみにCDじゃないけどこれも好き。

モーニング娘。コンサート・ツアー 2002 春 “LOVE IS ALIVE!” at さいたまスーパーアリーナ [DVD]

要するに、みんなが遥か遠くの同じものを見つめている構図がすんごーーーーーく好きなんですよね。こっちなんて見ている暇があったら、どこか遠くのまぶしいものをみんなで見つめて欲しいんです。絶対今のJUMPにはまる構図だと思うので、近いうちにそういう構図の写真を撮っていただきたいものです。ただ初回盤の構図は面白そうなので、そういう意味では初回盤に期待しておこうと思います。

なんかジャケ写について語っていたら終わってしまいました。次の機会があったら、ちゃんと曲にも触れたいです。

*1:CD屋の開いている時間に仕事が終わらない……