愚民159

人はただ十二三より十五六さかり過ぐれば花に山風

イミテーションゴールドな知念様

とりあえず、8日と9日のところにはずっと書きたかったことの小見出しだけ置いておきます。去年もこのパターンでそのまま更新せずに終わった日があったけど、今年こそ書きたい。


それはそれとして、今日は「TV LIFE」を購入しました。最近の知念様的ホットワードと言えば「短髪」ですよね。賛否両論あるんでしょうが、私は短髪の知念様が好きです。いや、好きというか異常に興奮します(いつも知念様を見ている時は異常に興奮している気がしないでもないですが……)。

短髪の知念様って宝塚の男役みたいじゃないですか?短髪の知念様は確かに男らしく見えるんですが、ものすごく清潔感があって、男くさくないんですよね。だから、「男っぽい」んじゃなくて「宝塚の男役っぽい」。短髪の知念様にはどことなく男装の麗人めいた雰囲気があるんです。

男装の麗人といえば「ベルサイユのばら」のオスカルですが、私が一番好きなベルばらのシーンはオスカルが女装をするところです(女性のオスカルが女装というのもおかしいのですが)。普段男よりも男らしく軍服を着ているオスカルが美しい女性に変身している姿に倒錯的な思いを抱いていました。

知念様の性別は男性ですが、知念様の「男らしさ」はどこかイミテーションめいています。作り物は時に本物よりも美しいことがあります。どこか男装の麗人めいた知念様の男らしさを目にすると、女装したオスカルを見た時のように、妙に倒錯的な気持ちになってドキドキします。


オスカルが女装をしたのはフェルゼンに抱く女としての恋心を断ち切るためでした。オスカルの女装した姿は倒錯的であると同時に、彼女が内に秘めていた女らしさの開放でもありました。
同じように知念様がこのタイミングで髪を短くしたのは、いままで「かわいい」の中に埋没させてきた男としての自我の開放だったのかもしれません。


オスカルが再び軍服を着たように、知念様はこれからも「かわいい」の中に居続けるんだと思います。だけど、今回の短髪で知念様は少しだけ素の男らしさを出し始めたような気がします。私は「かわいい知念様はかっこよくて、かっこいい知念様はかわいい」というスタンスのおたくなので、今の短髪の知念様を見ていると、これからどんどんかわいくなっていく気しかしなくて、ますます知念様のことが好きなっていくのでした。