愚民159

人はただ十二三より十五六さかり過ぐれば花に山風

甘えるより甘えられたい知念様

お久しぶりです。気付けば風間さんたちのお誕生日も伊野尾の誕生日も過ぎていて、あやうく6月は一回も更新しないで終わるところでした。といっても、香港感想をあげたのは6月半ばなので、更新していない気はあんまりしないのですが。
このところ何をしていたのかというと、仕事をしたり気管支炎になったり仕事をしたり風邪を引いたり仕事をしたり胃痛になったり、基本的には体を壊しながら仕事をしていました。今まではコンサートの合間に仕事をするという感じだったのですが、最近はめっきり仕事の合間にコンサートに行っているような体たらくです(それが正しい姿なような気もしますが)。


情報も何も追えていないし、番組もほとんど見られていないのですが、相変わらず知念様については色んなことを考えていて、最近考えていたのは知念様は本当はお兄ちゃんキャラなんじゃないかということです。これは香港感想でも書いたんですが、香港コンのMCの時に知念様が突然ステージから降りて、何をするのかと思ったらうちわを落としたファンのところに行って、すっとうちわを拾ってあげて、そのままさらっと戻ったことがあったんです。その一連の流れがあまりにスマートでかっこよくて、実は知念様の生きるべき道はこっちなんじゃないかと思ったんです。確か、松島くんが知念様がしていたブレスレットをかっこいいと言ったら、次の日に知念様が買ってきてつけてあげた、なんてエピソードもありましたよね。知念様って実はそういうジゴロイズムに溢れたお方なんじゃないかと思うんです。

私は知念様の甘えん坊なキャラクターは、ジュニアとしての歴史を持たない知念様が飛び道具として使っていたものだと思っています。膝に乗ったり甘えたりすることによって、相手の懐に飛び込んで一気に距離を詰めるという作戦は成功して、いまだに知念様はジャンプの中では猫かわいがりされているわけですが、今の知念様の歩みを阻んでいるのは知念様がそうやって作りだした「甘えん坊」というキャラクターそのものなような気がします。

ニンニンのメイキングで、スタッフが知念様から母親と離れてさみしいというコメントを一生懸命引き出そうとしているのに、知念様は「楽しい」と答えてしまっていたことがありましたが、知念様ってもともとは新しい環境も自分に引きずり込むことのできる方だと思うんですよね。わりと最近の雑誌で、お姉ちゃんから「おにい」と呼ばれることがあるなんて言ってましたが、末っ子とは言え父親が仕事で留守がちな以上、家族で唯一の男性は知念様なわけで、実は家ではそこまで甘えん坊ではないんじゃないでしょうか。私がKCが好きなのは、知念様が一番素の表情を見せてくれる気がするからなんですけど、知念様って圭人にだけは昔はちょっとお兄ちゃんっぽく振るまっていたんですよね。そういう姿が一番素に見えた、ということからも知念様の実際の性質を推して知るべしです。

知念様はジャンプの中で年上の人間に囲まれて、かわいがられることによって人間関係を構築することに慣れ過ぎてしまって、甘える以外の距離の詰め方を見失ってしまっているような気がします。その結果、ドラマ現場では誰とも話せずガムテープを見て過ごすという切なすぎる行動に走ってしまいました。知念様は甘えん坊じゃありません。たぶんさみしがり屋なんです。それは似ているようで違います。


さて、このたび知念様がドラマの主演に抜擢されました。前回ドラマのガムテープ事件等々もあり、心配しているファンの方も多いのでしょうが、私はこのドラマに小さな光を感じます。知念様がもし、本当はお兄ちゃん気質のジゴロなのだとしたら、本当に彼が輝けるのは自分がみんなから頼られる場所であって、今回のように主演でなおかつ年下の多い現場でなら、知念様が今まで封じ込めてきた本来のジゴロイズムが発揮されてしまうんじゃないかと思うんです。私が知念様を好きになったのはセブンコンです。「おおきくな〜れ☆ボク!!」でファンに上から語りかけ、率先してMCを回していた覇王的知念様を好きになったんです。

最近は知念様を見ていると、自分の中にひきこもっているように見えることが多くて、そんな知念様の繊細さはとても愛おしくもあるのですが、私が一番好きなのは超絶かっこいい知念様なので、覇王的知念様が再度降臨されるターニングポイントになるかもしれない今回のドラマが、私は楽しみで楽しみでしょうがありません。