愚民159

人はただ十二三より十五六さかり過ぐれば花に山風

妊婦のジャニヲタ活動記録

私事ですが、去年の12月の終わり、仕事とともにおたく活動も産休に入り、今年の2月に出産しました。
妊娠中どこまで現場にいっていいものなのか、当時はよくネットで検索しまくっては参戦記録を読み漁っていました。結局、妊娠中の体調には個人差があるのでその人次第だというのが結論なのですが、励まされた面もかなりあったので、私自身の記録を残しておこうと思います。

  • 6/15(土)・6/16(日) キスマイコン@名古屋

この時点では自覚症状なし。その前々週に高熱で倒れていたが、熱が下がってからもずっと眠くて暇さえあれば寝ていた。遠征前日、さすがにおかしいと思い、万が一妊娠してたらお酒が飲めないからなぁと軽い気持ちで調べてみたらまさかの陽性反応。夫に病院に行こうと言われたが、コンサート行くから無理と断り唖然とされる(一応言っておくと、たぶんこの段階で病院に行ってもまだ確認できないくらいの週数)。名古屋はジャニヲタとして最後の遠征かもしれないと思い、たくさん食べてたくさんノンアルコールビールを飲んだ。一緒にいたおたくの人たちはたぶん察していたと思うんだけど、何も言わないでいてくれた。ドームでは松松はなかなか出会わないけれど、たまに会うと松松でかわいかった。フリーハグは、思わず遠征しちゃうくらい楽しいコンサートだったし、おいしいものたくさんな名古屋だったのも良かった。

  • 8/10(土) トラジャサマパラ

妊娠12週。6月後半からつわりが始まっていた。つわりは12~16週でおさまると聞いていたので、私は早々におさまるだろうと勝手に思っていたが、結局9月に入るまで全然おさまらず、毎日吐きまくっていた。普段1時間もかからずに着くTDCホールまで2時間かかり、直前まで体調的に入れるかも分からず、一緒に入る予定だった友人にも、私が入れなかった場合代わりに入ってもらう予定だった友人にもとても迷惑をかけてしまった。でも、実際始まったら最高に楽しくてつわりはふっとび、終わった後も調子が良くて、そのままジョナサンに行って酸辣湯麺を食べた。久しぶりの外食でとてもおいしかったし、現場の後におたくの人と話す時間はプライスレスであった。

  • 8/21(水) トラジャサマパラ

多少調子がよかったはず。確か前日は死ぬほど吐いてたが、サマパラ見るとつわりふっとぶ。「好きすぎて」の松松が好きすぎた。松倉くんの「Pure」を聞きながら、「私、まつくみたいなピュアな男の子を生む!!」と直感的に確信したが、生まれたのは女の子だった。私の直感、あてにならなすぎる。

  • 9/15(日) 少年たち

つわりが収まり、元気もりもりになっていたころ。「少年たち」を見に行ったはずなのに、半分以上「老人たち」の物語だったことに衝撃を受けた。ジャニーズ舞台において、たびたびメインキャストがジジイ化するが、それはジャニーが死と老いへの恐怖を克服するために必要な演出なのだと思っていたので、ジャニーさんが亡くなってもなおジジイ化する意味はあるんだろうか?という疑問がよぎったが、亡くなったからこそジャニーへのはなむけとして必要なのかも。とかなんとか考えながら見てた。

  • 10/12(土) ジャニーズ伝説

台風で中止に。この頃は公演が中止になるなんて珍しいなぁと思っていたなぁ。

  • 10/14(月・祝) オースティンバック

妊娠22週。つわりはおさまっていたが、ずっと倦怠感に悩まされており、歩くのがめんどくさくて家の目の前から出ているバスで駅まで行ったところ、大渋滞に巻き込まれ、普段20分で着くところが1時間以上かかり、まさかの遅刻。チケットを持っていたおたくの人たちが機転をきかせて新横浜のコインロッカー(鍵式じゃないやつ)にチケットを入れて、コインロッカーまでの道のりを写メと文章と動画で残してくれたので、すんなりチケットはゲットできたが、20分遅刻しトラジャタイムは半分しか見られなかった……。でも、オースティンバックというジャニーズの歴史の中でも貴重な外タレバックに立ち会えたのは良かった。今後、どんなに面倒でも絶対に現場は電車で行くと心に決めた。

  • 10/20(日) ジャニーズ伝説

お腹が出始めていたので、座れる現場はありがたいなぁと思っていた。ジャニーさんが亡くなったせいか、戸塚さんが「ジャニーです」ではなく「戸塚です」と名乗るようになっていたのが悲しかった。ふみきゅんのお誕生日公演だったので、幕が下りても拍手が鳴りやまず、最後にふみきゅんと見学に来ていたふっかがあいさつしていた。ふみきゅん、おめでとう。

  • 11/4(月・祝) 虎者

結構お腹が出ていたので、サンシャイン劇場の急な階段が妊婦にはつらかった。しかし、階段以外は最高の気分だぜヒデアキーーーー!!と突然滝沢革命の宏光ばりに叫びたくなるくらいずっとクライマックスで見ている分には楽しい舞台だったし(つっこみどころはめちゃくちゃあったけど)、内容が(滝沢革命+滝沢演舞城)÷タッキー(タッキーで割る意味あるのか?)だった。千年メドレーがたった数分のことなのに、本当に千年の悠久の時を感じるような素晴らしい密度と完成度を持った出来栄えで、胎教に良かった。

  • 11/10(土) 虎者

歩くのが遅すぎて、乗換案内で調べた通りの電車に乗れず(だって通常時ならむしろ乗換案内より早い電車に乗れるじゃん??)、ちょっと遅れた。サンシャイン劇場の急な階段を駆け上がることもできず、妊婦つらいと思った。虎者が楽しすぎたので遠征したくなり、産婦人科の先生に京都に行っていいか尋ねたところ、「いま我慢できない人間がこれから子供を育てられるか!!!!」と一喝され、京都遠征を諦めた。

  • 12/28(土)・12/29(日) ジャンプコン

妊娠9か月、仕事は既に産休に入っており、あと一か月もお腹で育てて大丈夫なのか心配になるくらいお腹ははちきれそうだった。最後の現場は知念様で〆ると決めていて、この1年トラジャを一緒に見てきたおたくの人たちも私の産休を見届けるために2日間一緒に入ってくれることになって、良い友人に恵まれたなぁと思っていたら、ツアー途中で発表されたまさかのトラジャバック。入るまでは知念様と松松どっちを見ればいいの??と思ってたけど、その場になればあっさり知念様を取った。28日は着席ブロックでとても快適に見られたが、29日はアリーナの埋もれで半分以上座ってみていたためほとんどモニターを見ていた。でも、アリーナだからこそ味わえる臨場感は確かにあったし、あのムビステを近くで見られて大興奮だった!!


妊娠してからもあまり大きな会場での現場がなく、お腹が大きくなってからは舞台が多かったので、それなりに行けた印象です。ただ、つわりが思っていた以上につらかったので、次があったら妊娠5か月に入るまで申し込みはしないと思います。何より、周りに迷惑をかけますしね……。
と思っていたけど、今回のコロナ騒動を経験してしまうと、今後は免疫力が普段より低下している妊娠中は人ごみに行かないという選択をするかもしれません。コンサートや舞台を見てときめいたり、おたくの人たちをご飯を食べたりするのはかけがえのない時間なんですけどね。早くこの事態が終息するように乳飲み子と共に祈ってます。