愚民159

人はただ十二三より十五六さかり過ぐれば花に山風

滝沢演舞城(3月8日18時公演)

見てきました。お会いできた皆様ありがとうございました!超楽しかったです!会った瞬間に「会えてよかった!戸塚さんの背骨が!!」と熱弁をふるって下さったM帆さんは私の心のMVPです(笑)なんかすごく嬉しかったんです。どんなことであれ、自分のいないところで自分のことを思い出してくれる人がいるというのは幸せなことだと思いました。

今回は席がねぇ、本当に良くて。チケを取ってくれたMリさんに足を向けて眠れません。(ただ「どうせ山田様の○○○○に萌えたんでしょ?あれはこの人(注:私のこと)に見せちゃ駄目だよね」という言葉はちょっとひどいと思うの…確かにあれは山田様的名場面第3位だったけど、まだ上があるのよ。でもまぁどんなことであれ、自分のいないところで自分のことを思い出してくれる人がいるというのは…以下略。)
山田様は恒星です。自ら光を生み出せる方です。こんなに近くでその光を感じることができることはもうないでしょう。あまりの神々しさとおかわいらしさに本気で泣きかけて同伴者をドン引きさせました。でもみんな見とれてたじゃない。ねぇ。あ、思い出しただけで目頭が……。

それと戸塚さんの真剣な表情がとにかくうつくしかった。今まで戸塚さんのお顔に「うつくしい」と思ったことはなかったのですが、間近で見た途端「うつくしい」という言葉が神経を切り込むように浮かんできました。伏せた顔も良かったのですが、それ以上に息を飲んだのが横顔のうつくしさ。月の光を受けて冴え冴えとかがやく日本刀のごとき、静かで凛々しいうつくしさでした。袴というのもよかったのでしょう。袴イイ。袴最高。着物だけだとそこまでときめかないのに、袴が加わるだけでこんなに胸が苦しくなるのは何故?袴の素晴らしさに私は目覚めた。アイアム袴担。袴は日本が生み出した文化の極みだ。それと、やっぱり私、戸塚さんの顔は完璧ラインだと思うんだけど…だめ?これでアンケート作ろうかしら。

内容に関しては2部以外は超楽しかった。2部以外は(笑)あの2部はちょっと曲者ですな…。基本的に滝様ファンと山田様ファン(というかチビジュファン)とABCファンには楽しくて仕方がない舞台でしょう。横倉ファン的にはどうなんだろうって感じですが、横山ファンの人たちは興奮していたのでそれなりに良かったのでしょう。

以下ネタバレありの感想。とりとめがない上に長いです。




とにかく2部の義経がつまらなくてつまらなくて「サマーストームの悪夢再び…」という思いがぐるぐる。でもサマストは初回から寝たけど(そのせいで犯人が分からなかった人)、義経は根性で起きてた。畳みかけるような悲劇の連鎖には飽きれるのを通り越して少し笑ってしまいました。本当だろうがなんだろうが、私はあんな義経知りたくなかったよ(笑)ジャニーは「物語は悲劇たるべし」「恋愛は悲恋たるべし」という思想の持ち主なんだろうな。基本的にそういう美学の持ち主は嫌いじゃないんだけど、ジャニーの美学は私の趣味と30度くらいズレているのよ。非常に惜しい。SHOCKだってもう少しなのよ。とりあえず「コウイチにはアキヤマ父の亡霊がとり憑いている」という設定にすべき。それだけでぐっと良くなるのに(個人的に)。

大倉の髪型が微妙だった。横山さんはかわいかった。特に「Venus」のダンスがかわいかった。センターで歌う人とバックで踊る人の間には「信頼関係」が必要だというのが私の持論なのですが、あの場面は横山さんから洩れる滝沢さんへの「好意」と、それを受け止める滝沢さんの器のでかさで成り立っていて、新しい形だと思った。横山さん、パンフレットのコメントが半分くらいタッキーへのファンレターでとても微笑ましいんですよ。彼は必要以上に自分を卑下して傷つかないように身を丸めているかと思えば、好きな人や物に対しては驚くほど無防備に腹を晒していることも多いので、そのギャップにちょっと戸惑う。横山さんって謎だ〜。
それと「Venus」は塚ちゃんがノリノリでとってもかわいかった。同じことを河合くんがやったら超ヒンシュクを買うだろうに。塚ちゃんは喋らなければ何をやっても許せるなぁ。
まだまだ3部の話を書くけど、ヤヤヤの「Just wanna lovin' you」の戸塚さんがすごくすごくよかった!城のダンスで一番きゅんきゅんしたのはジャスワナです!すっかりこの曲が板に付くようになられた藪様もよいのですが、戸塚さんもいいんだよ〜〜〜〜。手をクロスさせる振りがたまらんのです!あの衣装(かつてカツンが着ていたオレンジっぽいノースリ衣装)好きじゃないけど。ABCってオレンジが似合わないと思う。
ABCといえば無茶なフライング。河合くんと五関さんは、あの二人でグルグル回るフライングを2004年の夏以降一体何度やっていることだろう。100回は余裕で超えていそう。もはや目と目で通じ合うどころか、指先が触れただけでお互いの調子を読み取れる次元まで行っていてもおかしくないと思う。というか行ってる気がした。ジャニーズのフライングは胸が痛むしできればやらないで欲しいんだけど、河合五関フライングにはどうしようもなく萌えてしまう駄目な私…お互いの腕しか頼る物がないという極限状態が良いんです…ごめんなさい…。ABCの中でも特に線の細い二人がやっているからいいんだろうな。体育会系な戸塚田にあの空気は出せまい。

話は1部の最初に戻って、白虎隊の殺陣。ABCは白い着物にグレイ(だったかな?)の袴。私は戸塚さんの身体のラインが好きなので基本的にぴったりした衣装が好きなのですが、着物というのも色気があっていいですね。こう想像の余地があるというか。てへてへ。勇ましく刀を抜いた戸塚さんだったのですが、勢いが良すぎたのか刀の柄だけが取れてしまい、刃のない刀を一生懸命振り回して殺陣を演じておりました。戸塚さんが焦っているのが見て取れたのでこちらもハラハラしていたのですが、一度柄を鞘に戻したら刃がはめ込めたらしく、あとはきちんと刃のついている刀で殺陣を演じておりました。良かった。本人には悪いけど、この手のハプニングは見ている方は楽しい。

ハプニングといえば、あるシーンでTJが太鼓のバチを落としそうになって照れ笑いをしていたのですが、うっかり「かわいい(きゅん)」としてしまった自分が憎い!

あとなんだろ…。あ、山田様だ。水芸で出てくる山田様が超かわいかった!袴イイ!やっぱり袴最高!着物と袴を着て慌てた演技をしながらあたふたとしている山田様のかわいらしらといったら…(泣)私が一番お気に入りの場面はここなんでよろしく!基本的に裾はからげない方がいいです。男の子の生足って特にツボじゃないんだ、実は。好きは好きだけど。