愚民159

人はただ十二三より十五六さかり過ぐれば花に山風

2007-10-29から1日間の記事一覧

『白痴』ドストエフスキー

純真で無垢な心を持った公爵は、すべての人から愛され、彼らの魂をゆさぶるが、ロシア的因習の中にある人々は、そのためにかえって混乱し騒動の渦をまき起す。 このあらすじを読んで、私は勝手にこの小説はロシア版山下清なのだと思っていたのだけれど、主人…