愚民159

人はただ十二三より十五六さかり過ぐれば花に山風

「裏ジャニ」に対する不満と不安

元々の予定を急遽変更して放送された「ギャル総集編」とでもいうべき今回の放送、エイトファンという偏った視点からの感想を言わせていただくと「つまらなすぎ」の一言に尽きた。昨日の「裏ジャニ」はほとんどが放送済みの映像と、エイトメンのいないロケで構成されていた。この時点でつまらない。またすばるさんと大倉の新たなロケ映像はあったものの大倉にカメラを持たせるいう時点でエイトメンを映すよりギャルを映すことに焦点が絞られているようで、やはり疑問が残った。水着姿をクローズアップして映していたところに安易な視聴率アップ狙いが透けて見えて辟易。まぁ喜ぶすばるさんと大倉はかわいかったんだけど。
少し前から感じていたが、最近の「裏ジャニ」は「ジャニ」の部分を排除する方向に進路変換しつつある。この番組は「ジャニーズなのにそんなとこまで行っちゃうの?そんなことまでやっちゃうの?」というのが売りの一つだったと思うのだけれど、今じゃエイトは単なるレポーターだし。先週の放送でちょっと元の路線に戻っていたが、視聴率が取れなかったのか、排除の傾向がより強まった昨日の放送となった。きっとスタッフは一般受けのする番組を作りたいんだろうし、そのことはエイトファン自身も望んでいることである。ただそのために「ジャニ」を排除するというのは間違っている。そもそも「裏ジャニ」というタイトルの時点でジャニーズ番組であることが明確なわけで、ジャニーズという素材(しかもジュニア内ではもっともバラエティ向きであろう関西ジャニーズJr)を生かして番組作りが出来ない時点で、番組として本末転倒なのではないだろうか。
ジャニーズ番組は「ファン受けする」→「視聴率がそこそこ取れる」→「より一般受けを狙った番組作りに進路変換」→「番組の持ち味がなくなって一般層が離れる」→「ファンですら見放す」→「迷走」→「終了」というのが典型的な破滅パターンだと思っているのだけれど、着実に「裏ジャニ」はこの道を驀進中である気がする。つまらないと不平を言える間はまだいいが、これで番組そのものが終わることになるとエイトにとっても打撃になると思うので、なんとか軌道修正してまたファンにもファン以外にも面白い番組になることを願っている。
軌道修正といったって大袈裟なもんじゃないんだよ。昨日の放送だってすばるさんと大倉に着ぐるみを着せて「すばちゃんです♪」「ただにゃんです☆」とでも言わせておけば、ファンとしては満足だったんだよ。本当に単純なことなのになぁ。