女の目の前で扉が閉じられるシーンがある。そのシーンがこの映画全体を象徴している。女が入りこめない、女の介入を拒絶している世界。どんなに女にだらしない男でもそういう世界に属している限りものすごくストイックに見えるから不思議だ。男たちが大真面目にドン・コルレオーネの手にキスして忠誠を誓うシーンが何度か出てくるけれどストイックでエロくて見ていてぞくぞくした。基本的にカメラは固定されていて場面があまり切り替わらないので画面に重々しさが生まれている(と映画のことなんて知らないのに偉そうに言ってみる)。それにしてもスーツの下にベストを着ている男ってなんであんなにかっこいいんだ。
マーロン・ブランドも
アル・パチーノもかっこよすぎだろ。クレメンザですらハアハアだ。
アル・パチーノの役は10年後の五関晃一様でも行けると思う。孫と戯れるドン・コルレオーネはちょっとだけジャニーさんに似ている。