愚民159

人はただ十二三より十五六さかり過ぐれば花に山風

大脱走

大脱走 [DVD]

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脱走とか脱獄とかそういう言葉にものすごく浪漫を感じる。極限的な状況、自由への渇望、ギリギリまで研ぎ澄まされた頭脳、鬼気迫る駆け引き……言葉にしただけでアドレナリンがどっぱどっぱ出てくる。楠田匡介の小説はバイブルだ。この映画は第ニ次大戦下でドイツ軍の捕虜になった連合国軍の軍人たちが250人もの大脱走計画を実行する物語で、なんでも実話を元に作ったらしい(と最初に出る)。みんな絶対知ってる軽快な『大脱走マーチ』に乗せて登場人物がそれぞれの得意分野を活かして着々と脱走への道を作る様子は見ていてわくわくする。脱走前夜のエピソードが好きだ。すげー好きだ。こういうのが好きなんだ。それ以降泣きっぱなしだった。
関ジャニ∞が今度8人でドラマをやるけれど、どうせ戦争ものをやるならばこの『大脱走』をうまいことリメイクしてくれればいいのにと思う。エイトに限らず、スマさんでもトキオさんでもキンキさんでもブイさんでも、メンバー全員が出演するドラマで脱走ものをやってほしいというのは私の永遠の夢だ。