愚民159

人はただ十二三より十五六さかり過ぐれば花に山風

恋人は宇宙人?

わーい、Mayayaさんにラブコールを頂いてしまった!ありがとうございます(照)私の中でも『イセイジン』ブームは留まることを知らず、これはもはや今年上梓されたジャニーズソング、いやアイドルポップスの中でもっとも素晴らしい楽曲なのではないかと思いつめるまでのぼせ上がり、ちょっと気を抜くと街中を歩いている時も「お・ん・な・の〜こに〜〜〜」とそこいらに指差ししながら歌ってしまいそうになるというイセ中(イセイジン中毒)状態に陥っております。ちょっと『イセイジン』の素晴らしさについて語っていいですか?お願い語らせて!


「宇宙人」というコンセプトの楽曲としてまず思いつくのが1977年に発表されたピンクレディーの『UFO』でしょう。私、思うんです。『イセイジン』は『UFO』のアンサーソングなのではないかと。「この人、もしかしたら宇宙人なのかしら?」という曲に対して「あの星から来た僕さ〜」ですからね。もう対になっているとしか思えない(笑)時代をピンクレディー旋風に巻き込んだ『UFO』とたかだかジュニアがコンサートで歌っただけの曲を比較するなんてばっかじゃねぇの?と思われる方もいるかもしれませんが(というか自分が一番思っているのですが)、私はこの『イセイジン』という曲はアイドルソングとしてそれだけ素晴らしいものだと信じているのです!


「良質なアイドルソングはその時代を鏡のごとく映す」というのが私のアイドルソングに対する持論なのですが、この持論を前提とした上で「『イセイジン』という曲は今の時代をよく映している=つまり『イセイジン』はアイドルソングとして超良質な名曲」ということを証明すること(にかこつけて『イセイジン』賛美をすること)が本稿の狙いであります(本当はその前提についてきっちり語らねばならないのですが、まぁおいおい…)。この証明をするために同じ題材を歌ったピンクレディーの『UFO』を比較材料にとして、まぁ好き勝手語りたいと思います。(以下、まだ推敲が出来ていないので隠します。というかバイトにいかなきゃ!!)




「宇宙人」「異星人」というのは「未知なるもの」のメタファーだと思うんですね。つまり「宇宙人」「異星人」の捉え方というのはそのままその時代の「未知なるもの」に対する捉え方に繋がるのではないかと思うのです。


『UFO』という曲はリアルタイムではない私たちの世代でもほとんど歌えない人はいないと思いますが、やはりそれは「恋人は宇宙人?」というコンセプトがあまりに斬新で強烈なインパクトがあったからでしょう。当時の人々にとって銀色の衣装を身にまとい珍妙な振り付けとともに『UFO』を歌うピンクレディーの姿こそまさに宇宙人のように見えたことでしょうが、同時にまだ未来が明るく広がっていた時代の象徴そのものでもあったのではないかと思います。(あまり関係ないですが『銀河鉄道999』の連載が始まったのも1977年のようです。)

『イセイジン』作詞:久保田洋司 作曲:前嶋康明