愚民159

人はただ十二三より十五六さかり過ぐれば花に山風

マジレンジャーとヒビキさん

なんか演タキ城がわけわかめなことになっていますね。
みんなマジレンジャーでも見て落ち着いて!


本日の名言


「知らないのか?握手をすると友達になれるんだ」(BY.冥府神ティターン


この台詞で泣きました。素晴らしい。素晴らしすぎる。こういう台詞をさらっと出すことができるマジレンジャー。これぞ子供に見せたい番組ナンバーワン。マジレンジャー、お前がナンバーワンだ。先週に引き続き、私は芳香ちゃんの無邪気さと純粋さに感動せずにはいられないのだけれど、芳香ちゃんの純粋さというのは単なる無知からくる脆い純粋さではなく、芥川龍之介の短篇小説『南京の基督』に出てくる梅毒に侵された少女のような強固な信念に裏打ちされた純粋さだと思うんですよね。本当に「強い人」というのはこういう人のことを言うんだと思います。こういうタイプが敵だと始末に負えないんだけど…。芳香ちゃんが味方で良かった。芳香ちゃん万歳!
上の名言に対して「ああ、知ってるとも!」と力強くその手を握り返したアニキもかっこよかった!ティターンの「お兄ちゃん」呼びに萌えた。実はツンデレ妹属性だな、ティターン。私はもともと異種のふれあいに弱い。人間じゃない生物が人間とふれあうことによって人間らしい暖かさを得ていく物語に弱い。新一とミギーとか、ダイたちとハドラーとか、そういうの大好きなんですよね。だからティターンと芳香ちゃんとアニキのふれあいもほのぼのしながら見てて、上の台詞でほのぼの度がピークに達して、そしたらダゴンの野郎が!!ああアフロくんっ!!!そんな!!!!ほんのりそんな予感はしていたけれどさ…。悲しくて泣いてしまいました。でもン・マを倒したらティターンの人格(神格?)は戻ってきそうな気がする。マジレンジャーならそうしてくれると信じている!ン・マ転生にあえてティターンを使ったのはそういう訳でしょ?あー良かった良かった(勝手に決めた)。
それにしてもン・マ怖すぎ!あの生々しい復活シーンには泣いたちびっこも多かったのではなかろうか。デザインも怖すぎる。蛸をモチーフにしているんですかね。だったらダゴンあたりに転生しとけよ!馬鹿!ン・マの馬鹿!!


そんな感じで最終回に向かって良いペースで盛り上がっているマジレンジャー。来週の予告を見てまた号泣。ヒ・ヒカル先生!そんな!麗ちゃん……切ない恋だ。ああドキドキ。ティターンと芳香ちゃんの時も思ったけれど、残り数回にしてこの展開を持ってくるのはすごいと思う。それでいいのか?と思わんでもないんだけど、不思議と物語は綺麗に展開している。来週の脚本家は横手さん。横手さんの脚本は危うげがないので安心して見られますね。最後の2回はやっぱり前川さんなのかな?


そして最終回だったヒビキさん。いきなり1年後→後日談という展開がまるでジャンプの打ち切り漫画のようで正直どうなんだろうと思っていたら、最後のヒビキさんと明日夢くんの会話がすごくってなんかもう全部ぶっとんだ。ヒビキさんの言わんとすることが分かるような分からんような。『ハンサムな彼女』における一哉の超名言「萩原未央はずっとおれだけの専属ヒロインだよ」を思い出しました。でもいい話でした。そんな気分にさせられました。布施明と朝焼け効果な気がしなくもないですが。一つだけ気になるのは病気だった女の子のことかな。便りのないのが良い便り、ということにしておこう。とにかく1年間お疲れ様でした。公式サイトの細川さんのインタビューが良かったです。