愚民159

人はただ十二三より十五六さかり過ぐれば花に山風

F・T・O

裏Spirits!を見た。ある横山さんの言葉を聞いてちょっと泣いてしまった。彼らの夢が叶おうと叶うまいと、私の世界は変わらずに回り続けるだろう。自分と関係のないことなのに、なぜこんなにも心が動いてしまうのだろうか。

月や星との関係においてのみ、人は地上でのみずからの位置を知ることができる。(中略)自分でないものを仰いではじめて、我々は自分を見出すんだ。
ポール・オースター柴田元幸訳 『ムーン・パレス (新潮文庫)』)

私も彼らを仰いで自分の位置を確認しているのかもしれない。いま「太陽の子供」を聞いています。彼らは月でも星でもなく太陽なんだな。エイトくんは象徴的だ。