空想家＝おたく？？

古い理想は粉々になって砕けとんでしまう。そこでもしもほかの生活がなかったら、その破片の中からそれを築きあげなければならなくなります。（中略）二度と返らぬ過去に調子をあわせて、自分の現在を築きあげるのが好きなんですよ。
（ドストエフスキー、小沼文彦訳 『白夜 (角川文庫クラシックス)』）

自称空想家の主人公の台詞。なんかもうこれ、私がやまとまに対して言ってることとさして変わらない気がする。空想家って現代でいうおたくなの？おたくだよね？常に何かを空想していなければ生きていけない空想家と、常に何かにハマっていなければ生きていけないおたくと、何の違いがあるのかしら？それにしても『賭博者』といい『白夜』といい、この力なく笑うしかない結末は何なんだろう。この人の書く女の子が好きなんだけど、みんな結構な勢いでツンデレなんだよな。そんでもって『地下室の手記』がやばすぎる。なんじゃこりゃ〜〜。太宰治の『人間失格』を100倍鬱にした感じっていうんですかァ？あーもうなんなのドっくんって！TJとドストエフスキーがいま気になる男ツートップ。なんなのTJって！