愚民159

人はただ十二三より十五六さかり過ぐれば花に山風

高木雄也さん、20歳おめでとうございます。

本当ははしごの「高」なんだけど、環境依存文字なので使いません。
2010年は「メンバー一人ずつを通じて、Hey!Say!JUMPというユニットと向き合おう」というのがテーマだったので、今更(もう12月……)ですが、日付詐称で書きます。実はここで書こうと思っていたネタをこっち(id:ariyoshi:20101104:1288906326)に書いちゃったんですよね。なので、同じようなことを書いています。芸がなくてすみません。




私の中で高木といえば「Love Me Baby」です。この曲は私の好きなジュニア曲ベスト3に入る名曲で、この部分が特に大好きです。

BANY com'on 君の愛じゃなきゃ
もう今夜も眠れない
so baby com'on 君に会いに行く
そんな夢見ているのさ


(「Love Me Baby」作詞・作曲:蔦谷好位置

「今夜も眠れない」と言った舌の根も乾かぬ先に「そんな夢見ているのさ」と歌ってしまっている牧歌性といったら!絶対この「僕」って布団で昨日届いたメールを読み返しながら携帯をにぎりしめて寝ちゃって「眠れないよ……」と寝言を言ってると思うんです。この歌の「僕」の「恋して背伸びをする男の子(でも眠いと寝ちゃう)」っぷりを最大限に演出していたのが、浅香・橋本・高木の残念なイケメン三人衆でした。だってイケメンなのにみんなアホなんだよ?天は二物を与えず。この3人が残念だからこそ、「愛」を歌いながら睡眠欲に負けてしまう男の子の残念な可愛さが際立って感じられるんだと思います。私は高木のソロをこの曲で初めて聴いたので(記憶違いもあるかもだけど)、イケメン馬鹿三人衆の中でもこの曲は高木の印象が強いです。


私は高木がHey!Say!JUMPになって本当に良かったと思うんです。だってどんなにかっこつけても、ごくせんに出ても、結局はHey!Say!JUMPなんですよ?なんともかっこよくないじゃないですか。
たとえば高木がもしカツンのようなケレンミたっぷりのユニットのメンバーになっていたら、高木はその中に呑まれてしまったんじゃないかと思うんです。別にカツンが良いとか悪いとかいう話じゃなくて、高木はあほなイケメンなので、たぶんああいう風に本当にかっこつけているうちに、そういう自分に呑まれてしまっていたような気がするんです。どんなにかっこをつけても、彼は所詮はHey!Say!JUMPというポップすぎるユニット名のメンバーで、コンサートになれば「さっ夢見ましょう〜」とかわいく歌わないといけなくて、薮くんにはうりうりいじられて、知念様に「ゆうや〜ん」と膝に乗られてしまうんです。もうね、全然かっこよくない。そんな全然かっこよくないことが嫌な時期も正直あったんじゃないかと思うんです。一人はぐれていこうとしているように見える高木に少しハラハラしていた時代もありました。
だけど、去年の冬くらいから高木はJUMPを受け入れることがようやくできたような気がします。受け入れてしまえば、こんなに居心地の良い場所はないと思います。無理に背伸びをした場所にいても、足が疲れてしまうだけ。本当はあほな高木はかっこつけるより、この大所帯のユニットでぼんやりにこにこしている方が似合うと思います。このユニットに居場所があることに気付けて、本当にほっとしたのは高木自身なんじゃないでしょうか?

高木はきっと何歳になっても「今夜も眠れない」と言いながらすぐ寝ちゃう無邪気な男の子のままなんだと思います。
高木の純粋さに知念様も癒されている日があると思います。
なんとなく知念様は高木に「かわいい」と言われることに安心している気がします。
「JUMPって仲良しでいいなぁ」と時々思い出したようにMCでつぶやく高木が本当にかわいくてしょうがありません。
20歳になるまでに、きちんとJUMPに居場所を見つけられてよかった。
そのうちまた「Love Me Baby」を歌って欲しいなぁ。
高木雄也さん、20歳おめでとうございます。