愚民159

人はただ十二三より十五六さかり過ぐれば花に山風

JUMP NO.1 全曲解説集(2010.7.17〜)

薮くん作詞の何やら壮大な曲。今年もサマリーのテーマソングはもちろん「SUMMARY」なのですが、この曲は今年のサマリーの裏テーマソングとして1サマリ中に2回は歌うんじゃないかと勝手に思っています。
後半にかけての盛り上がり、10人という多人数だからこそ実現できる厚いユニゾンは圧巻です。
振り付けがモーニング娘。さんの「ザ☆ピ〜ス!」みたいでかわいいです。
歌詞でも「ほらpeaceになるよ」と言ってますし、たぶんこの曲はモーニング娘。を意識しているんだと思います。

  • 02 INFINITY(作詞:八乙女光、作曲:内田智之、編曲:CHOKKAKU、ピアノ:伊野尾慧)

光作詞の中二的万能感に溢れた曲。
光にはこの中二センスをこれからも持ち続けていて欲しいです。
滝つの空のスクリーンばりにタオルを回さないといけない曲でもあります。
疾走感があるのでコンサートで効果的に使って欲しいなぁと思っております。

5枚目のシングル、山田くん主演「左目探偵EYE」の主題歌。
CDには収録されておりませんが、コンサートやテレビで披露する際には間奏で山田くんが「I LOVE YOU」と言ってくれます。
これを言うたびに山田くんの寿命は縮んでいるらしいです(本人談)。
個人的には山田くん切ないキャンペーンの主題歌。
16歳の少年に公衆の面前で「I LOVE YOU」と言わせる演出の罪深さと、ラジオでの「嬉しいが分からない」という発言に切なさの限界メーターが突然振り切れ、革命でのびのびと肥えていく同学年のはっちーを見ながら、山田くんを思って泣くという謎の精神状態に陥っていました。

  • 04 真紅(作詞:山田涼介、作曲:Fredrik Hult / Jonas Engstrand / Ola Larsson、編曲:h-wonder

山田くん作詞の問題作。
「アジアの夜」に代表されるセクシュアルなソロ曲を持つ山田くんが自分のパブリックイメージを裏切らないように少コミを読みながら一生懸命考えた詞です、たぶん。
サマリーではスペインで使われる予定です、たぶん。

  • 05 ガンバレッツゴー! / Hey! Say! 7(作詞:藤林聖子 / MAKOTO、作曲・編曲:h-wonder

2010年春高バレーのテーマソング、知念様が所属するHey! Say! 7の曲です。
私が最近よく「ガンバレッツゴー」と連呼しているのはこの曲の影響です。
「騒音中(So want you)」など、滝つの「One Day, One Dream」のような言葉遊びが楽しい。
騒音を愛の言葉に変えてしまう根拠のない前向きさこそ、アイドルの真骨頂!
今まで、私の中で最強の人生応援ソングは「Kis-My-Me-Mine」だったのですが、それと同列に並ぶくらい大好きな曲です。ってゆうか(BY.ガーヤ)、「Kis-My-Me-Mine」が好き過ぎますね……。
全員にソロパートがあるけど、テレビサイズになると山田くんと知念様しかソロがないという隠れた格差を楽しめる曲でもあります。
「グッときた」の知念様にグッときてください。

2009年春高のテーマソング。
ラジオで何回も流れていたにも関わらず、今までCD化されておりませんでした。
ジャニーがゆまたんに夢中すぎてシングルとして発売するのを忘れたらしいです。
イントロでは知念様が塚ちゃんばりに飛びます。
「完璧じゃないから」という歌詞の部分で小首をかしげる知念様のかわいさが完璧すぎるので、覚えていたら見てみて下さい。
たぶんジャニヲタなら普通に好きな曲調なんじゃないでしょうか。

知念様作詞、コンサートで同じ格好をしているファンたちに向けて作ったという知念様の愚民どもに対する啓蒙ソングです。
よく聴くと「Let’s changing myself」と文法的に間違って歌っているけど気にしないで!お願い!!
これはたぶんカツンの「Going」に対するオマージュなんです。カツンも「Let’s Goin’」って歌ってますもんね。
最近知念様はカツンにはまっているらしいのですが、好きなものをすぐに仕事に活かす知念様かっこいい!
最後、ラヴェルの「ボレロ」のごとく、「Let’s Change」というフレーズが繰り返さていくのですが、これを聴いているとなぜかオ○ム真理教の「しょーこーしょーこーしょこしょこしょーこーあ○はらしょーこー」という歌を思い出します。聞いてればたぶん解脱できます。
というわけで、愚民どもへの啓蒙ソングであると同時に、新興宗教知念様教のテーマソング。
タンバリンという斬新なクレジットをされているもったんにも注目してみて下さい。

左目探偵EYE」の単発ドラマ時の主題歌。
私はバラードがあんまり好きじゃないけど、なんか心が洗われる感じはします

2枚目のシングル。
作詞は私が敬愛しているハイバーポジティブ久保田洋司先生。
「夢見ましょう」と20回も言われたら見ざるを得ません。
声変わり前の知念様の美しいハイトーンボイスのコーラスに注目していただけると嬉しいです。

アルバムのクレジットが発表された時、最もファンから心配されていた曲。
作詞:高木雄也もさることながら、編曲:有岡大貴あたりが。
蓋を開けてみれば、若い衝動が暗い疾走感となって弾けた、初期カツンを彷彿とさせる良質のジャニーズソングになっていました。
最近JUMPファンが「いいじゃんいいじゃん」を連呼しているのはこの曲の影響でございます。
知念様を這いつくばらせるという振付がいいじゃん!いいじゃん!と愚民は思います。

薮くん作詞、JUMPのトニセンことHey! Say! BESTの曲です。
私は人との出会いは直線だと思っています。相手にもよりますが、一度交差するとあとは離れていくだけ。
だから、好きな相手とはできるだけつかず離れずの平行線みたいな関係でいたいなぁと常々思っています。
薮くんも根本的な考え方は一緒だと思うのですが、BESTメンバーとの関係を五線に例え、重なり合わないから音符でつなげてしまおうという発想のファンシーさは私にはないです。素直に羨ましい。

  • 12 Your Seed (作詞:ma-saya、作曲:h-wonder、編曲:ha-j)

3枚目のシングル。知念様のハイトーンボイスが楽しめる最後の曲です。
「好きなもの好きと言える勇気だけは手放しちゃだめだよ」と知念様がおっしゃるので、私はこれからも知念様のつるつるのわきが好きだと言える勇気を持ち続けたいと思います。

光作詞作曲。考えるな、感じろ!な世界の歌でございます。
光は中二病だけど、こういう曲が作れるあたり、中二病も楽しんでかかっているのかなという気がします。
それと真逆なかかり方をしているのがゆうとりん。この件については「Dash!!」の項に続きます。

4枚目のシングル。チェリーにチェリーを連呼させる究極のセクハラソングです。
オマージュの対象である映画「真夜中のカーボーイ」が男娼とチンピラの友情物語なあたりに、作詞のma-saya氏の悪意が感じられて、悪い大人は最高に楽しいです。
ちなみに伊野尾はこの曲を「チェリーボーイ」と略します。

ゆうとりん作詞の独善的なまでに前向きな曲。
私の中でJUMP内中二病ツートップは光とゆうとりんなのですが、ゆうとりんは自分の罹患している中二病と真剣に向き合ってドツボにはまってます。
そのせいか彼の言動には時折狂気が覗き、彼の硬質な真っ直ぐさは周囲の人間を容赦なく貫きます。
曲としてはアップテンポなロックナンバーで、「TO THE TOP」「FLY」同様、今後のコンサートの定番になることでしょう。

  • 16 Ultra Music Power(作詞:MSS、作曲:馬飼野康二、編曲:CHOKKAKU)

デビューシングル。
発表時にはその歌詞にある通り、色んな人を喜びあるいは悲しみに突き落としたであろう罪深い曲。
「Hey!Say!」の「昭和でSHOWは無理☆」が名曲すぎて、発表当時はつまらない曲だと思っていたのですが、聴いているとスルメのようにじわじわとはまってきます。
「切ないこの地球(こころ)で」と、無意味に地球規模に世界を広げるあたりにジャニーズウルトラミュージックパワーを感じる今日この頃。
何かに迷った時には知念様の「風を切れ」という迷いのなさすぎる歌声を聴いて下さい。

メンバーがファンのことを思って作詞してくれたんだそうです。
私はバラードがあまり好きじゃないので正直退屈な曲だと思っていたのですが、途中からジェットコースター的な展開を迎えるので、飽きずに最後まで聴いて下さい。
私は入場したくなります(どこへ?)。
あと、メンバーからのメッセージが最後に入っているので、気が向いたら聴いて下さい。
私は初回盤の変なテンションな知念様が好きです。
あと圭人の英語がかっこいいです。