愚民159

人はただ十二三より十五六さかり過ぐれば花に山風

男たちの挽歌 

風間さんネタもなく寂しい今日この頃、前々から見たかった『男たちの挽歌』の1と2をレンタルしてきました。いやあ、素晴らしかったです。私、恥ずかしいことに集中力が30分しかもたない人間でして、映画のビデオを見ていても30分くらいで止めて別の事を始めてしまうんです。だから映画館で映画を見るのは苦手です。どんなに面白くても、寝たり別のことを考えたりしてついて行けなくなります。 
でもこの映画は一気に見てしまいました。ものすごっく面白かった!古い映画ですから演出とか結構古くさいんですが*1、それを差し引いても素晴らしい映画だと思います。これジョン・ウー監督なんですね。この人ってアクションシーンを撮るのが上手い人だと思いますけれど、それ以上に男の魅せ方を知っている人だと思います。とにかくいちいち男性がかっこいいんですよ!主役の人(名前分かりません…)もその親友を演じるチョウ・ユンファも全然かっこよくない役なんです。最初こそ組織のツートップって感じでかっこいいんですけど、映画が始まって20分くらいでかっこよくなくなっちゃうんですよ。でもね、やっぱりかっこいいんです。みんな人間臭くて泥臭くて全然垢抜けないんですけど、なんか見てるとかっこよくて死にそうになっちゃうんです。みんな自分の信念があって、それを頑なに貫き通そうとしているからでしょうか。 
チョウ・ユンファのニッと笑った時の歯が好きです。あの独特の稜線が。あとレスリー・チャンが若いですね。2のレスリー・チャンが可愛かったです。

*1:とくにバックに流れる音楽は時々いらないような気もしました…