愚民159

人はただ十二三より十五六さかり過ぐれば花に山風

卒業

昨日辻ちゃん加護ちゃんが卒業した。朝のニュースを見る限り、笑顔に涙的なコンサートだったようで安心した。サイリウムは青とピンクになったようだったがあまりクローズアップされなかった。これを機にあんな風習なくしてしまえば良い。形式化された感動なんていらない。


モーニング娘。はだんだんつるつるになっていく。昔のモーニング娘。は楽曲にもメンバー構成にも異物感が常につきまとい、でこぼことしていた。そのでこぼこな部分に娘。が好きな人も嫌いな人もどうでもよく思ってた人も絡め取られて、一種の大きな幸せの形となっていたような気がする。けれども一人卒業するごとにそのでこぼこな部分がなくなっていって、いまではしがみついているのも難しいくらいつるつるになってしまった(少なくとも私にとっては)。四期メンバーがいる限り娘。を見守り続けると思うけれど、それ以降は自分でもどうするか分からない。


加護ちゃんが娘。のことについて「命くらい大切な人たちですね」とあっさり言っていた。あまりにさらっと言っていたのでなんとなく聞き流しそうになったが、「命くらい大切」なんて家族に対してもそうそう言えない言葉だと思う。娘。加入当初からの加護ちゃんの変化を見ていると、この言葉も決して大げさなものではない。加護ちゃんは娘。に入れて本当に良かったと思う。TVKは「ああ いいな!」まで流してくれてグッジョブとしか言いようがない。辻加護の後ろに映りこんでいる桃子ちゃんがかわいかった。