愚民159

人はただ十二三より十五六さかり過ぐれば花に山風

ラヴクラフト全集 第7巻(下の文章の続き、というか訂正)

「作品解題」だけ読んだんですが、ラヴクラフトの「小説」は全7巻にすべて収録されているらしいです。収録されなかった評論等は補巻や別巻という形で編む予定らしいです。全然全集じゃないなんて言ってごめんなさい…。あんなJ事務所なんかと比較してごめんなさい…。適当な知識で適当なことを言ってはいけないですね…。
この「作品解題」にはなぜ今最終巻を発刊するに至ったのかということも書いてあるのだけれど、かっこいいのは担当さんじゃなくって訳者の大瀧啓裕さんだということが分かった。この作品に興味のない方も「作品解題」だけ読んでみてほしい。それと私みたいな無責任な読者は「早く続き出しやがれ!」なんて簡単に言うけれど、そのためにはまず読者側の意識から変えていかねばならないんだよね。本が売れない時代だから、本が簡単に出せない時代になってきているのだということ。だからって一般受けする本や良く売れる本しか発行されなくなったら、出版業界は終わらないかもしれないけれど、日本という国は終わるわけで、本はきちんと新刊で買うことが大事だよねっていう話です。