愚民159

人はただ十二三より十五六さかり過ぐれば花に山風

MA 1st LIVE 2005 ミュージカルアカデミーハイスクール 第一回音楽祭(3部)

FIVEライブのチケットは無事嫁入り先が決まりました。良かった良かった。楽しみだなぁ。

それにしても28日に行ったMAライブがすげーよかった。3部に入ったのですが、本当によかった。今までいったジャニーズのライブの中で一番感動したかもしれない。それくらいよかった。やらちゃん、ヨネ、マーチン、アッキーの4人が発する言葉の一つ一つに重みがあった。ファンの声援一つ一つにも切実な響きがあった。毎年毎年「絶対に単独ライブをやる」と言い続けていたMAのライブがようやく現実になって、ステージにいる人も客席にいる人も皆よろこびで浮き足立っていて、その反面一瞬一瞬を心に刻みつけて絶対に忘れないようにしようとする切実な空気も満ちていて、とても肌触りの良い布に心臓を丸ごとくるまれたような、心地よい息苦しさがあった。

MCの時、ヨネが「本当は(単独ライブをすることは)半分くらい諦めていた…」とぽろっと言っていて、すかさず「そんなこと言わないで」と客席から声が飛んでいたけれど、きっとその会場にいる人全員が一度ならず思ったことがあると思う。みなが思っていたことだからこそ、誰も口にしなかったこと。叶ったからこそ言えた弱音だったのかもしれない。最後に「ウィーアーMA!!」と手を繋いで挨拶をするんだけど、そのあとアンコールで出てきて、もう一度『Endless Summer』を歌って、本当の最後の最後にヨネがメンバーに何かこそこそ言っていて、メンバーが「ああ」って感じで納得して、最後にもう一度「ウィーアーMA!!」をやっていた。最後にもう一回どうしてもやりたかったらしい。ヨネかわいいよ、ヨネ。あまりに自虐的でびっくりしちゃったけど。「朝一の飛行機でブラジルから来ました!」とか「かわいいとかあまり言われないんですよね…(客席から「ヨネかわいいーー」の声)…ほら、こう言えば無理矢理言ってくれるんですよね…」とか、ちょっと切なくなったよ。ヨネかわいいよ。

肝心の内容はというと、MAらしいコミカルさとダンスのかっこよさと先輩に対するリスペクトに満ちた素晴らしいライブだった。曲の緩急の付け方がうまかったと思う。オリジナル曲もいくつか作ってもらえたようで、『校歌』は面白い上にさりげなく良い歌だったし、『Endless Summer』は『きらめきの彼方へ』に似た超爽やか盛り上がりソングだったし、マーチンの慎吾ママははまり過ぎだったし、本人も超楽しそうだったし、そういえばマーチンはOPでセーラー服も着てたし(ライブが決まった時、マーチンは真っ先に「女子高生になりたい」とおっしゃったらしい…。この夏はPZ含め何回女装したんだろう?)、やらっちのドラえもんフライングは笑撃だったし、ヘラクレスな格好のアッキーに至っては笑ってよいのか「似合う」と叫んでいいのか分からなかったし、ヨネの「ヒロシです…」はハマりすぎで切ないくらいだった。それと『月光』が良かった。キンキさんの曲の中でも『月光』は超名曲と言ってよいと思うのだけれど、数ある曲の中からこの曲を選んだMAは素敵だ。なんかもう思い出しただけで泣けてきたわ。錦織さんに紹介してもらった超すごい人に振り付けしてもらったらしいけど、超かっこよかった。

それと、先輩の曲のオケだけ流して(仮面舞踏会→LOVE YOU ONLY→硝子の少年→君だけに、だっけ?もうちょいあったかも)歌わずに踊ったところがすごく印象的だった。先輩たちのバックで踊ってきた自分たちに対する誇りを感じた。はぁ、全部よかったなぁ。私なんぞが行っていいのかなと「譲ってください」を持つ方々を見てちょっと思ったけど、行けてよかったと思う。一緒に行った子は最初は「MAって何?」というレベルの子と行く予定だったらしいので、それよりは良かったのではないかと…と自分を納得させつつ。さぁ、あとは早くABCも!!!