愚民159

人はただ十二三より十五六さかり過ぐれば花に山風

あずみ 〜AZUMI Returns〜(12時公演)

相変わらず明治座売店はカオス。あの東京タワーのおみやげ売り場並の節操のなさは何なの?なぜ婦人服を売ってるの?謎ーーーーーー!
今年もハセに泣かされました。内容を知っている分、見せ場の結構前から泣いてしまった……。涼風さんも良いんだよなぁ。そして今日も心の中で「おばあちゃんになってもずっと好きなんだから!」と告白せずにはいられなかった生田さん。今でこそ戸塚さんの身体にメロメロだけど、そもそも私に男の身体の素晴らしさを教えてくれた人(誤解を招きそうな言い方)は生田さんなんですから!相変わらず2幕の生田さんが良かった…眼福至福。
カーテンコールを見ていて思ったんだけど、この舞台はメイサたんと生田さんと長谷川さんという若い3人が中心にいることがすごく良い方向に作用していると思います。エネルギッシュで、光に満ちた未来を感じる。そんなことを思っていたら、パンフのインタビューで生田さんがまたツボをついたことを言ってくれてるんですよね。この人ってなんでこうなの?なんでこんなに正しいの?本当に生田さんはいつでも正しい。だからこの人はアイドルであるべきだと思うんですよ。

基本的な感想は去年と変わってません。以下、具体的な内容にはほとんど触れてませんが、一部ネタバレも含むので隠します。




とにもかくにも、

生田さん、去年の髪型のがいいよーーーーー(泣)!!!!!

私、前髪命なんだから!前髪のない生田さんなんて!ばか!!なちの衣装も変わったような。去年は水色っぽい衣装じゃなかったっけ?あのなちの衣装がうきはの衣装の5倍くらい好きだったので残念です…。あ、美女丸は今年の衣装の方が好き。去年のは趣味の悪いおばちゃんみたいだった(笑)

まだ2回目の公演ですが、再演ということで舞台は既にかなりこなれた雰囲気。晃くんも難なく溶け込んでおりました。的場さんがいなくなった分、全体的にちょっと渋みが取れたような。でもこれはこれでありでしょう。去年よりアドリブが増えたような気がします。正直アドリブってそこまで好きじゃないんで、去年くらいで良かったなぁと思ったり。個人的に、1幕と2幕なら断然2幕の方が好きです。1幕の方が面白いんだろうけど、2幕にずっと張り詰めている緊迫感がたまらない。展開自体はやっぱり納得しかねることも多くて、あそこまであずみを突き落とさなくても…と思ってしまうのですが、ドリボの主役の人がこうむる理不尽な試練に比べたら、必然性は大いにあると思うので、まぁいいのかな。この舞台にはなんだかんだいって未来を感じられる何かがあると思います。

生田さんと長谷川さん(今日はさん付けで呼びたい気分)を比べるのは少々酷なことでしょう。やはり積み重ねてきた経験の差が圧倒的過ぎる。長谷川さんは今から声があんな状態で大丈夫なのかしら?台詞はともかく歌が本当にひどかった。全然声が出ていない。生田さんがまったくそつなく歌うので(あれ口パクだったりするのかしら?)、比べてしまうと惨めなくらいひどかった。

ただ、どちらが心を動かす演技をするのかというと、それは長谷川さんなのです。今年もあの見せ場ではぽろぽろ泣いてしまった。本当にあの長谷川さんは良い。この良さが演技の荒削りさによるものなのか、長谷川さん自身の資質によるものなのかがさっぱり分からないので、そのことを確認するためにも長谷川さんにもっと演じる場を与えてやって欲しいです。荘ちゃんだけじゃどうしようもないよ。ハセは場をまろやかにする独特の空気を持っている人だとは思う。なーんか憎めないんだよね。

生田さんは本当にそつがない。上にも書いたけど、パンフのインタビューとか百点満点ですよ。なぜこうもツボをついたことを言ってくださるんだろう。この人、器用過ぎたのがアイドルとしての仇になったような気がしなくもない…。こんなにもアイドルなのになぁ。誰よりもはっきりとCDデビューを目標に掲げていた生田さん、今は何を見つめて生きているんだろうか。カーテンコールの時に晃くんとじゃれあっていてかわいかったです。あと3階からのフライングもかっこよかった!