嵐 SUMMER TOUR 2006〜ARASHIC ARACHIC ARASICK Cool&Soul〜（22日18:00開演）

「生まれ変わったら嵐ファンになりたい」が私の口癖なのですが、じゃあなぜ嵐ファンにならないのかと言うと、今の嵐との距離が一番幸福な距離のような気がするからです。ファンになって色んなことを知ると不満も見えてくるもの。だったら良く知らないまま幸福な距離を保っていたいわ。
以下、ネタバレのない感想になっていない感想。アルバムを聞いていなかったので、ネタバレしようにもできません…。

なんか嵐コンって独特です。嵐コンを見ていると私の大好きな正岡子規の言葉を思い出します。

宇宙はわれにあり。方丈の中に八万四千の大衆を容れて息の出来ぬほどに窮屈にもあらず。まだ八万由旬の蓮台も仏もはひるべき余地あり。さりとて入れ物が大きくなりたるにはあらではひる物が小さくなりたらんかし。一たびわが頭脳中に縮めたる宇宙を頭脳の外に投げ出せば宇宙は再び無量際にはまでひろがりぬ。さてやわが頭脳を取りてこの宇宙に置けばこれはまた頭脳の小ささよ。おもしろきものは相対なり煩悩なり、つまらぬものは絶対なり悟りなり。
（正岡子規『松蘿玉液』　岩波文庫）

これは私が今まで生きてきて触れた言葉の中で一番ガツンと来た言葉で、私はこの「宇宙はわれにあり」という考え方を常に持って生きていきたいと思っているんですが、ここで言われる宇宙を嵐コンには感じるのです。嵐コンはとてもまとまりが良くて、まるでポケットに入れて自分だけのものにして持ち歩けそうな気すらするのですが、実際その只中にいると無限に広がる宇宙に立っているような心持ちにもなります。正岡子規の言う「宇宙」と嵐コンの空間はとても似ている。嵐はそんな不思議な空間を作ることができる人たちです。これはたぶん私が嵐ファンじゃないからこそ抱ける勝手な思い込みなんでしょう。内部にいる幸せと外部にいる幸せはまた違っていて、一度中に入ってしまうともう二度と外には出られないから、だから私は嵐の内部に入ろうとは思いません。

それはそうと、プレゾンを見て嵐コンへ行くってすっごいMADファンっぽくないですか？1日で全員見たよ！と思ったらガイさんはいなかったのでした…。嵐バックは相変わらずMAD−PZ組−ガイさん＋コタの8人。昨日書いた通り、コタと山亮が並んでいることが多かったんですが、その並びがあまりに可憐で悶えました。コタは天然素材の純朴なかわいさ、山亮は磨かれた計算済みのかわいさ。いちご100％で例えるなら、山亮は西野さんで、コタは東条さんだと思う（別にたとえる必要はないが）。
ちなみに西野さん↓

いちご100% 17 (ジャンプコミックス)

で、東条さん↓

いちご100% 16 (ジャンプコミックス)

2つの違うベクトルを向いたかわいさがいっしょくたになって襲ってくるなんてもはやギャルゲーの世界だね！そこに林さんやらノダノダやら江田っちやら池たんが入ってきた日にはハーレムですわ。これがギャルゲーだったら、誰を落とせばいいのか本当に迷う。迷いすぎていっそTJとかに走ってしまいそう。
MADが2つに分かれる時は、山亮林コタのお可憐組とかわりょん＆TJの筋肉組（その他のメンバーはまちまちに配置）に分かれることが多くて、さすが嵐は分かっているなぁと思いました。翔くんと筋肉組の組み合わせは本当に最強だった。なにあの筋肉の祭典。お可憐組はかわいすぎて最凶だった。生の山亮のかわいさって何なんだろう。悪魔のような天使の笑顔だよ。

嵐のMCが奇跡なのはひとえに相葉ちゃんの存在ゆえでしょう。SHOCKが3分に一度の衝撃なら、相葉ちゃんは1分に一度の奇跡を起こす。一言一言があまりに何も考えていなくて面白すぎたけど、一番おかしかったのが
「ドラマではどんな役をやるの？」
「青年！（即答）」
です。青年て。一言で言うにせよ、もっと言い方があるじゃない。ニートとか夫とか。数ある単語のうち「青年」という最も広範な意味を持つであろう言葉をチョイスする相葉ちゃんの脳みそは奇跡以外のなんでもない。それと嵐5人でハチクロを見に行くというナイス提案をした相葉ちゃんに拍手を。これからも嵐のメンバーが出る映画を5人で見に行きたいという相葉ちゃん。そう言った時の相葉ちゃんのものまねをした翔くん。それが妙に似ていて、翔くんもそういう相葉ちゃんの提案を疎んじていないことが感じられて幸せだった。相葉ちゃんには一生嵐の無邪気な子供であり続けて欲しい。

そんなよく分からないことをいっぱい考えさせられた嵐コンでした。最近アイドルを見ても何も考えられない日々が続いていたので、久しぶりに脳みそを使った感じです。