愚民159

人はただ十二三より十五六さかり過ぐれば花に山風

シザーハンズ(と戸塚さん)

シザーハンズ<製作15周年 アニバーサリー・エディション> [DVD]

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戸塚さんを理解するために見たほうがいいような気がしたので見てみた。やっぱり戸塚さんのアシンメトリーヘアーはシザーハンズの影響だと思った。人間誰しも色々不自由な思いを抱えていて(例えば異性と話すと緊張するとか、好きな子をついついいじめてしまうとか)、エドワードの場合、それが「手がはさみである」ということだったってだけの話だと思うんだけど、でもこの発想っていうのはやっぱりすごいと思う。ティム・バートン監督は「10代の衝動を描きたかった」と言っていて、なるほどと思ったんだけど、だったらあのラストはないんじゃないの?と思ってしまうんだけど、ああいうラストだからいいって人の方が多いような気がした。
戸塚さんを四字熟語で例えるとしたら「自縄自縛」だと思う。あのお方は自由そうに見えて、自分の決めた意味不明なルールにがんじがらめになっている人なような気がする。たぶん横断歩道は白いところしか踏まないタイプ。なので、好きな人を抱きしめることができない不自由さを抱えるエドワードにものすごく共感しているんじゃないかと勝手に思った。そしたら途中からジョニー・デップが戸塚さんにしか見えなくなってきた。で、コンサートでソロコーナーがあるならやっぱり「99%LIBERTY」を歌って欲しいと思った。この歌を戸塚さんが歌ったら切なさのあまり号泣できる自信がある。でも歌わないんでしょうね。絶対ギター弾き語りですよね。私の好きな人はみんなそうなの。踊れるのに弾き語りするの。そしてどうもとつよしリスペクトなの。ただ自作の詩で歌うのならウェルカム。やっさんの語る言葉にはあまり興味がなかったけれど(珍言には注目していたけど)、戸塚さんの語る言葉には超興味がある。