愚民159

人はただ十二三より十五六さかり過ぐれば花に山風

今日で丸一年です

休日出勤でした。これから飲み会です。飲み会の面子を見るに、ご機嫌に酔っ払ってしまうと思われるので、携帯から失礼します。
今日はものすごく個人的な、私だけの記念日です。私の実際の誕生日は三日後なのですが、今日を自分の誕生日にしたいくらいです。一年前の今日、私はそれくらい変わったのです。




一年前の今日、私は「おおきくな〜れ☆ボク!!」を初めて聴きました。そして、「知念くん」が「知念様」になりました。

私が「おおきくな〜れ☆ボク!!」を語るとき、この曲の野心的・覇王的な部分を好んで取り上げてしまうのですが、この曲には知念様独特の優しさも満ちています。

もしも君よりおおきくなったら
広い背中でおんぶしてあげる

知念様の思想のすべてが好きです。十歳も年下の少年にたやすく「すべて」という言葉を使えてしまう自分が怖い日もあります。だけど、さらっと「おんぶしてあげる」と歌い上げる知念様のしなやかな包容力に触れると、私は知念様の小さな背中に色んな想いを預けても良いのかなと思えてしまうのです。

普段の私は知念様を「知念様」とお呼びして崇拝・絶対視し、あえて「知念侑李」という一個人の感情は無視しています。そのことに罪悪感はあります。けれども、知念様に対する歪んだ感情という重りを乗せることで、私はようやく自分の心の均衡を保てているんだと思います。

いつもは私が作り上げた「知念様」という偶像に祈りを捧げているわけですが、今日だけは一人の「知念侑李」という人間にお礼を言おうと思います。


知念くん、ありがとうございます。
この一年間、知念くんのおかげで本当に明るく、楽しく、前向きに生きることができました。
辛いこともたくさんありましたが、知念くんのことを考えると、すべては薔薇色に輝きます。
知念くんのことを知らなかったら、きっと無味乾燥な日々を過ごしていたのでしょう。
そう思うとぞっとします。
知念くんに全力で寄りかかって生きていてごめんなさい。
毎日申し訳ない気持ちでいっぱいです。
だから、せめて少しでも良いファンでありたいと日々考えています(それも満足にできているとは思えませんが……)。
私が知念くんのためにできることなんて、それこそ大河の一滴に過ぎないのでしょう。
でも一滴の水も同じ場所を打ち続ければ、石をも穿ちます。
少しだけですが、私に出来る限り頑張るので、もう少しだけ寄りかかるのを許して下さい。
知念くん、アイドルになってくれてありがとうございます。
「おおきくな〜れ☆ボク!!」という詞を書いてくれてありがとうございます。
本当に感謝しています。