愚民159

人はただ十二三より十五六さかり過ぐれば花に山風

タッキー&翼 CONCERT TOUR 2010 滝翼祭(10/10・17:00開演・ガイシホール)

すっごく楽しかった!!こんなに素晴らしいコンサートを2年半もやっていなかったなんて!!!JUMPは春夏秋冬コンサートで咲き誇ってる場合じゃない。どこかの季節で、滝つに会場を明け渡して下さい。そして、その間は滝つバックについて下さい。滝つバックで色んなことを学んでほしい。自分が楽しむことと、ファンが楽しむことが一致したコンサートがどれほど素晴らしいものか、身をもって勉強して欲しい(まぁ、無理だけど……)。


実は私、タッキーが好きなんです。名古屋初日に遠征しちゃうくらい好きなんです。初演のドリボの薮くんばりに「僕はタッキーが大好きなんだ!!!!」と帝国劇場の中心で叫びたいくらい大好きなんです!


そんな滝沢チルドレンのネタバレなしの感想。「続きを読む」以降にセットリストをのっけておきます。






すこしだけ、二人がわがままになってみたコンサートなのかなぁと思いました。
私は滝沢さんの舞台やソロコンが大好きで、滝つコンをやっていなかったこの二年半の間だけでものべ40公演は見ていると思うんですが、それらはすべて滝沢さんが主役であるにも関わらず、なぜか演者としてよりも作り手としての印象の方が強かったんですよね(ただし、私はあくまでジュニアファンとして見ていたので、滝沢さんファンの方から見たら異論もあると思うんですが……)。
滝沢さんは10代の頃に「タッキー」としてジュニアのリーダーであることを運命づけられてしまったせいで、今でも一人で責任を背負わされると無意識のうちにリーダーになってしまうんじゃないかと思うんです。そもそも、滝沢さん主演の舞台は「滝沢革命」「滝沢演舞城」「滝沢歌舞伎」となぜかすべて滝沢さんの名前が冠されていて(ドリボは例外だけど、あれはすぐ滝沢さんじゃなくなったし)、その名の通り、どの舞台も滝沢さんの肩にすべてが背負わされているんです。そうなると滝沢さんの中のリーダー気質が発動して、結果、滝沢さんの作品はどれも「タッキーを中心にみんなで作り上げたもの」という印象が強くなってしまい、演者としての滝沢さんの印象は他のみんなの中に溶け込んでしまう。いや、滝沢さんあっての舞台だし、存在感が薄いとかそういうわけじゃまったくないんです。ただ、全体を大事にする分、どこか一歩引いた場所にいるイメージが強い。一個の作品として完成させるためには滝沢さん自身も突出した存在ではなくなる必要があって、だから滝沢と名の付く舞台に出演している滝沢さんはいつも異常なまでにストイックに見える。
だけど昨日の滝沢さんはすっごく楽しそうだったんです。いや、この人はいつだって楽しそうなんだけど、昨日の滝沢さんは本当に本当に心から楽しそうだった。滝沢さんと対等な立場に立てる人って、たぶんもう翼くんしかいないんです。いつも一人で背負っているものを、ユニットでの活動の時だけ二人で持てるんです。「タッキー&翼」というユニット名の通り、このコンサートは二人で作ったものでした。そのことはきっと滝沢さんの中で、滝沢さん自身が思っている以上に気が楽で、愉快なことになっているんだと思うんです。
最近、人間関係において「楽」という感情が一番重要なんじゃないかと思うようになってきました。「楽」ってのは楽チンの「楽」。「楽」な人と一緒にいるから「楽しい」んです。リアデラに「キミがそばにいるだけでなんか楽しいんだ」という歌詞がありますけど、これが人間関係のすべてといっても過言ではない気がします。
タッキー&翼」の滝沢さんはたぶんいつもより楽だったんだと思います。翼くんについては、何かを語れるほど彼のソロワークを見ていないんだけど、この人も仕事に対してはえらくストイックな方ですよね。でも昨日のコンサートでは普段よりも弛緩した雰囲気だった気がします、悪い意味じゃなく。だから、このコンサートがこんなに楽しくなったんだと思うんです。いや、実際にはこの2人の関係って結構ぎくしゃくしていて(といっても、数年前にあった氷河期とはまったく別物なんですけど)、お互いがお互いに気を遣いすぎて会話が上滑りしているようなところもあって(翼くんなんて下ネタ連呼だったけどたぶん半分くらい記憶にないと思う)、それでも対等な立場で一緒に一つの物を作っていける人が傍らにいるというのは、二人が思っている以上に楽なことで、そのことが二人の力になっているんだと思います。
きっと二人ともソロワークでは「自分のために」という感情はほとんど打ち殺していると思うですが、今回のコンサートは二人が楽しむために、他人のことだけじゃなくて、少しだけ自分たちのために作ってみた部分もあるんじゃないでしょうか。一人の時に「自分のために」作ると独善的になってしまうけど、二人が「自分たちのために」やることは、ファンにとっても愉快なことになるんです。ユニットを愛しているファンにはなぜか蚊帳の外に置かれることをとても喜ぶ習性があるので(笑)MCでは翼くんも「一人で色々アレンジして歌うのもいいけど、やっぱり二人でやるのが気持ちいい」と語っていました。そんな二人がそばにいるだけで、私もなんか楽しかった。
コンサートで大事なことって、タレントとファンが相思相愛なことだと思うんですけど、 それがごくごく自然に成立している滝つコンはやっぱり素晴らしい!!もし、ちょっとでも行こうか迷っている方がいたら全力でおすすめします。たぶんチケットは簡単に手に入りますので……(本当に解せない……こんなに楽しいのに……)。知念様も勉強のために絶対行って下さいね!


というわけで、以下はセットリストとちょっとだけ感想。前置き長くてすみません。







  • 夢物語
  • REAL DX

なんとバックなし。群舞じゃないリアデラなんて……。「自担のリアデラを見ること」がジュニアファンにとってどんなに重要なことか知ってますか!?と二人を問い詰めたくなったけど、たぶんそんなこと二人は十分知っていますよね。知っていて、それでもあえてこの曲を二人でやることを選んだのかもしれない。この曲に特別な思いを抱いているジュニアファンは多いと思うけど、二人自身ジュニア時代からずっと歌ってきたこの曲には特別な思い入れがあると思う。2年半ぶりの二人のコンサートなんだから、二人が好きなようにやってくれればいい。バックがいないから、風間俊介の幻影が見えてしまった。4TOPSが東西南北を固めた2002年のリアデラかっこよかったなああああああ。……と懐古してしまうから、できたらこの曲にはジュニアをつけてほしいです(泣)あとからでもつくようになるといいなぁ。ああわがままなおたくでごめんなさい。「受け止めるから」でちゃんと上を見る子が好きです。

  • 空のスクリーン
  • 愛してるぜT&T
  • 滝翼コール

これをやると、「滝つコンにキターーーーーー!!!!」という気分になります。

  • アクセントダンス
  • 滝翼音頭

FIVEも法被を着て踊る。上里さんが販売現場を手伝いに来た一流企業の敏腕営業マンにしか見えなかった。

  • ミニMC

翼くんは緊張しているのか、「興奮してきたら後のことなんて考えずに全部脱ぐかもしれません。そしたら職を探さないと……(「いや、ちょっとは考えて下さい!」とタッキーのツッコミ)」、「いつか滝沢の家で裸エプロンで料理を作りたい。わざと、ちょっと高い位置の物とか取ろうとしちゃったりね。裸エプロンのまま一緒にご飯を食べて、その後は……」とか、なんか下ネタ方向にいきなりフルスロットルでした。伊野尾の「チェリーボーイ」発言もガイシだったし、名古屋には人を開放的にさせる何かがあるのかもしれない……。
「みなさん、次は何をやりたいですかー?(思い思いの曲名を叫ぶファン)え?仮面?」という感じのやりとりを何度か繰り返し、「そんなに言うならしょうがないなぁ」と無理矢理なフリで「仮面」へ。この昭和な感じ、たまらんです。

  • 仮面
  • To be, or not to be
  • 愛世界
  • 愛 Check it!
  • 愛想曲

「愛」三連発の後に新曲。

  • MC
  • ありがとう
  • 限界メーター(スノーマン)
  • FIVE曲
  • HIMEGOTO
  • カミラ◆タマラ

カレーを食べる度に口ずさんでしまうくらいカミラタマラが好き!!!!(カレーといえばガラムマサラ。そういえばガラムマサラってカミラタマラに似てるよね?という連想)

  • Words Of LOVE〜AXEL〜シャ・ラ・ラ〜BACKBORN

ソロ曲も二人でやってくれたことに大興奮!!!!!!AXEL好き!!!!!!!!!Words Of LOVEつったらやまとま、AXELつったらかざとまなんだよ!!!!と脳内映像を流しながら楽しみました。

  • SAMURAI
  • Venus
  • ひと夏の…


<アンコール>

  • ラブ・スパイラル

本当にラブスパが好きで好きで……(泣)アンコールがラブスパイラルのコンサートは全部良いコンサート!!

  • Hey!Listen to the music
  • epilogue


<ダブルアンコール>