愚民159

人はただ十二三より十五六さかり過ぐれば花に山風

SLAM DUNK

ようじよのプリキュア地獄の合間にスラムダンク全31巻を読みました。現在の勤務地が湘南地区なので、時間ができたらスラダンを読み返したいなぁと思っていたんですよね。
「月曜日はジャンプが読める上にクレヨンしんちゃんのアニメも見られるなんてこんな幸せがあっていいのか!」と思っていたくらい私はジャンプが好きだったのですが、当時スラダンはいまいちハマりきれませんでした。クラスの男子はハマっていて、みんな「左手はそえるだけ」と言いながらバスケをしていたので、年齢的に理解できなかったわけではないと思います。私がハマりきれなかったのは、一試合ずつを丁寧に描くために雑誌ベースだと細切れになってしまって、うまく話の流れに乗れなかったせいだと思うんですよね。特に山王戦は一週間に数秒しか進まないことも多くて、読んでいるうちにわけが分からなくなってました。スラダンはコミックスでまとめて読んだ方が絶対にいいです。特に山王戦。
というわけで、今まで私がスラダンにハマりきれなかったのは雑誌で読む派だったせいだと思っていたんですが、今回読み返してみて別の理由に気付いてしまいました。


この漫画、ショタがいないんだ。
みんなゴツすぎるんだ。
だからこんなに面白いのにハマれなかったんだ。


脱力しました。


でも、よくよく考えてみると、花道って高校に入学したばかりで、しかも圭人と同じ4/1生まれだから作中はずっと15歳なんだよね。これって充分ショタなんじゃ……!?
だって、15歳といえば知念様が「おおきくな〜れ☆ボク!!」を歌っていた頃で、その時の知念様といったらショタっ子猛々しかったもの。そっか、「バスケットボールの試合に出てかっこよくダンク決めたいな」という歌詞は、「僕はスラムダンクの花道と同じ歳だよ!」というアピールだったんですね!!気付かなかった!!!


と無理矢理思ってみたけど、やっぱり190cm近い花道にショタ萌えするのは無理でした。そんな私が唯一、「これは……!」と思ったキャラクターは翔陽の藤真です。回想で時々出てくる高1の短髪気味藤真にはちょっとショタ萌えしてました。


話自体はすっごく面白かったのですが、自分のショタ道の業の深さにすこし遠い目になってしまいました。でも、とってつけたように聞こえるかもしれませんが、本当に面白い漫画です。花道の復帰戦も見たかったな。