愚民159

人はただ十二三より十五六さかり過ぐれば花に山風

JOHNNYS' 2020 World(1/5・17:00開演・帝国劇場)

ふまとつのやりとりに感銘を受けたのでニュアンスをメモ。

菊池「俺もいつかティファールみたいに熱い男になれるかな」
戸塚「俺がコンセントつけてやるよ」
菊池「あんた、俺たちをつけてきたのか?」
戸塚「そんな感じだ」
菊池「えーーつけるのはコンセントだけにしてくれよ」
戸塚「さっき、コンセントをつけると言ったけど、間違ってた。俺がお前のコンセントになるよ」
菊池「……結婚しよう!……何言わせんだよ」

戸塚さんはジャニーズに友達がいないと思い込んでいる気がするけれど、戸塚さんを慕っている人はかなり多い。まだナイフみたいに尖っていた頃のすばるさんが「東京のジュニアは斗真とトッツーのアドレスしか知らない」と言っていた時には大層驚いたものだ。このやりとりがどこまでアドリブなのか分からないけど、これを真顔でやってのけた戸塚さんは無自覚な人タラシだと思う。こうやって、本人が意識していないところで色んな人が戸塚さんに落ちているのだろう。そんな戸塚さんに「奉仕したくなる」と言わしめた知念様って本当にかっこいいですね。


以下、私だけの今野先輩メモ。

  • Hello Broadway

水色ベスト、後列センターシンメの下手側。シンメは村治くん。

  • バンド

下手側の階段動かす。ノットイナフいないよね?

  • 2月

赤黒ロング羽織り。上手側で五関さんの上着を片付け(マンションのうえしょと微笑み合い)、ふみきゅんの脱衣を手伝い、下手から仮面を持って行くお仕事。太鼓をたたく田島くんかっこいい!丈一いるのに田島くんが叩くことに多少複雑な気持ちがしなくはない。

  • 戦争

サングラスの今野先輩。コンノ13と呼ばざるを得ない。

  • オリンピック

上手、黄色い衣装で旗振り今野先輩。ノースリなのでわきが見えた。久しぶりに見たら随分大人になっていらっしゃって、思わず「立派な若武者になられて!!!!」とわきに話しかけてしまった。

今野妖精が舞台に座ってバイオリンを弾いているヒロミに向かってにこにこしていたのがかわいすぎた。後でヒロミに邪魔だったと言われてて笑った。ロミジュリでは青側で大道具を持ってくるこんぴー。働くね。

センターにいるため、最初の水をもろに受けしょっぱなからびしょぬれな今野先輩。髪をかきあげる姿がかっこよすぎた。

  • Where my heart belongs

堂々の後列センターで踊る今野先輩かっこいいいいいいいい!!これを見るために2階席のセンターブロに住む怪人になりたい。去年みじゅきがいたポジかな?今年はみじゅきがいなくて残念だけど、今野先輩がかっこよすぎるので問題なし!

  • 宇宙のエビ曲

下手の端の方だったような。黒衣装かっこよすぎる今野先輩。

  • ショー

今野先輩は下手マンション101号室。102号室は増田様だったと思う。あの二部屋は億ションに違いない。セクゾメドレーはこんぴー出ず。見たかった……。そして、ちんどうきゅんがいないことに涙。早く受験終えて帰ってきてほしい。セクゾメドレーの後半のチビバックSexy Zoneが一番もえたぎった。れんくんと金田くんの後ろにいた子がすげーかわいくて、金田くんがずっと後ろのその子を見て笑いながら踊ってたんだけど、一体何という子なんだろう?プロ意識の高い金田くんをメロメロしていたので気になった。

  • 少年兵の歌

今年も裸の肩に銃を持つ少年兵役の今野先輩。わきは立派なのに。

  • Let's go to Earth

今野先輩は下手マンション205号室。最後は下手の後ろの方。コババとお手手つないで楽しそうにしててかわいすぎた。下手寄りの席に入ると見えないので注意。

ありがとう2013年さようなら

あっさり社畜にもどった愚民の2013年まとめ。

<1月>
JOHNNYS’ World 新春 正月はタッキーと共に(1/3・12:00開演・帝国劇場)
JOHNNYS’ World 新春 正月はタッキーと共に(1/5・12:00開演・帝国劇場)
JOHNNYS’ World 新春 正月はタッキーと共に(1/6・17:00開演・帝国劇場)
JOHNNYS’ World(1/12・13:00開演・帝国劇場)
JOHNNYS’ World(1/13・17:00開演・帝国劇場)
JOHNNYS’ World(1/14・17:00開演・帝国劇場)
JOHNNYS’ World(1/16・18:00開演・帝国劇場)
JOHNNYS’ World(1/22・13:00開演・帝国劇場)
JOHNNYS’ World(1/22・18:00開演・帝国劇場)
JOHNNYS’ World(1/25・18:00開演・帝国劇場)
JOHNNYS’ World(1/26・13:00開演・帝国劇場)
JOHNNYS’ World(1/27・12:00開演・帝国劇場)
JOHNNYS’ World(1/27・17:00開演・帝国劇場)

13回……思ったよりがんばって通っていた。もうちょっと控えていた気がしていた。知念様の「Where my heart belongs」はもう見られない気がして必死で通ったジャニーズワールド。実際は年末も見るんだろうなぁと思っていたら本当に見られない事態になってしまったので、その時見たいと思ったものは必死で見るべきだなぁと今更ながらに思う1月。

<2月>
なし

何もしてない。記憶もない。ツイログを見てみたら峯岸さんの坊主を見て戸塚さんの坊主に思いを馳せたり、SFCは慶応じゃない!と行き場のない苛立ちを呟いたりしていた。ツイッターなんて時間の無駄だと思ってやめたけど、日記代わりにやるのもいいのかもしらんね。「SFCって慶応だよね?」と言われることは「ジャニーズJrといえば佐野瑞樹だよね?」と言われることと似ている気がする。「そうだけど、そうなんだけど、間違ってはいないんだけど、でも違うんだよ!!」と何故か熱弁したくなる。知念様の胸キュン映画が過去に圭人と見た恋愛映画だったことに胸がキュンとなっていた2月、春のツアーもなさそうなのでお金も使わないし〜〜と歯の矯正を始めたのが大間違いだった。

<3月>
JOHNNYS’ WORLDの感謝祭 in DOME TOKYO-OSAKA(3/17・17:00開演・東京ドーム)
A.B.C-Z 2013 Twinkle×2 Star Tour(3/23・17:00開演・札幌ニトリ文化ホール)
JOHNNYS’ WORLDの感謝祭 in DOME TOKYO-OSAKA(3/30・17:00開演・京セラドーム)
JOHNNYS’ WORLDの感謝祭 in DOME TOKYO-OSAKA(3/31・14:00開演・京セラドーム)

東京の感謝祭、1日目は仕事絡みで行かなかった、ような気がする。巨大すぎる鉄格子のようなトロッコが邪魔すぎてムキーーとなり、知念様のWhere my〜でトイレに行く人にもムキーーとなっていた。やっぱりあのダンスは帝国劇場で12000円払ってみなきゃダメ、ゼッタイ!ジャニワドームバージョンがDVDになったことは2013年最も許せないこと。エビジのツアーの翌日が誕生日だったこともあって、お友達と北海道観光しながらお祝いしてもらったことがとても嬉しかった3月。

<4月>
二都物語(4/7・14:00開演・東急シアターオーブ
Hey! Say! JUMP全国へJUMPツアー2013(4/13・18:00開演・静岡エコパアリーナ
Hey! Say! JUMP全国へJUMPツアー2013(4/14・13:00開演・静岡エコパアリーナ
Hey! Say! JUMP全国へJUMPツアー2013(4/14・17:00開演・静岡エコパアリーナ
滝沢演舞城(4/27・新橋演舞場
Hey! Say! JUMP全国へJUMPツアー2013(4/28・16:00開演・サンワアリーナ青森)
A.B.C-Z 2013 Twinkle×2 Star Tour(4/29・17:00開演・代々木体育館)

くさなぎさんの舞台に友達が出ていたので行ってきた。ほりきたまきが可憐過ぎてかわい過ぎて泣けた。そして、まさかの全国ツアースタート。地元静岡でテンション高すぎな知念様がかわいすぎてあと100回くらい静岡公演を見たかった。圭人と知念様がプロレスをした静岡はKC的にも聖地認定してよくってよ!と思ったんだけど、このプロレス話をどこで聞いたのかすっかり忘れている愚民に誰か愛の手を拍手から差し伸べて下さい。最後に貼っておきます(追記:無事教えていただきましたが、プロレスは仙台の話でした。全然違った……静岡を神格化し過ぎていた……)。エビコンに来て、ドームの宣伝もそこそこに「俺のスケジュールはABC中心で決まってるから」とドヤ顔で言い切る薮くんが最高だった。東京ドームを埋める対策としてオリジナルキャラクターを描き始めたジャンプたちがエリートゆとりすぎるとおののいた4月。

<5月>
Hey! Say! JUMP全国へJUMPツアー2013(5/3・13:00開演・朱鷺メッセ
Hey! Say! JUMP全国へJUMPツアー2013(5/3・17:00開演・朱鷺メッセ
Hey! Say! JUMP全国へJUMPツアー2013(5/11・18:00開演・東京ドーム)
Hey! Say! JUMP全国へJUMPツアー2013(5/12・18:00開演・東京ドーム)
Hey! Say! JUMP全国へJUMPツアー2013(5/19・13:00開演・広島グリーンアリーナ
Hey! Say! JUMP全国へJUMPツアー2013(5/19・17:00開演・広島グリーンアリーナ
Hey! Say! JUMP全国へJUMPツアー2013(5/26・16:00開演・京セラドーム)

朱鷺メッセにてKCトロッコが発動、必死で見ていた私の視界に山田くんトロッコがカットインしてきた時に「山田くん邪魔!!!!」と叫んでごめんなさい……。京セラ1日目は友人の結婚式のため行けず。京セラ2日目で一緒に走るKCを見て、KCの理想形はこれだと思った。知念様のネックレスが壊れたことで知念担がお通夜状態になっていて、日本は平和だなぁと思っていた5月。

<6月>
Hey! Say! JUMP全国へJUMPツアー2013(6/23・13:00開演・鹿児島アリーナ
Hey! Say! JUMP全国へJUMPツアー2013(6/23・17:00開演・鹿児島アリーナ
Hey! Say! JUMP全国へJUMPツアー2013(6/30・12:00開演・三重県営サンアリーナ
Hey! Say! JUMP全国へJUMPツアー2013(6/30・16:00開演・三重県営サンアリーナ

知念様が髪を切った。フランスイベがあった。行ってないけど。鹿児島は会場がせまくてとても良かった。私は知念様と交わらないことに喜びを感じていたんだけど、違う軌道を描く惑星同士が何百年かに一度すれ違うごとく、ごくたまに交わることも悪くないのかもしれないと思った6月。

<7月>
Hey! Say! JUMP全国へJUMPツアー2013(7/14・13:00開演・長野ビッグハット
Hey! Say! JUMP全国へJUMPツアー2013(7/14・17:00開演・長野ビッグハット
Hey! Say! JUMP全国へJUMPツアー2013(7/15・12:00開演・長野ビッグハット
Hey! Say! JUMP全国へJUMPツアー2013(7/15・16:00開演・長野ビッグハット
Hey! Say! JUMP全国へJUMPツアー2013(7/21・13:00開演・北海きたえーる
Hey! Say! JUMP全国へJUMPツアー2013(7/21・17:00開演・北海きたえーる
熱海殺人事件(7/28・16:00開演・京都南座

北海道プチ観光できたのが楽しかった。「愚民の家からなら、池袋に行くのも京都に行くのもあんまり変わらないよ!」という友達の言葉に後押しされてなぜか京都で見た熱海殺人事件。風間さんの蒲田行進曲を見た時も思ったけど、私はつかこうへいと気が合わない。たぶんにっきともあんまり合わない。そんなことを再確認した7月。

<8月>
ジャニーズフィルムフェスタ2013(8/2・19:00開演・TDCホール)
Hey! Say! JUMP全国へJUMPツアー2013(8/11・13:00開演・福岡マリンメッセ)
Hey! Say! JUMP全国へJUMPツアー2013(8/11・17:00開演・福岡マリンメッセ)
ジャニーズフィルムフェスタ2013(8/17・15:00開演・TDCホール)
ジャニーズフィルムフェスタ2013(8/18・15:00開演・TDCホール)
Hey! Say! JUMP全国へJUMPツアー2013(8/23・17:00開演・セキスイハイムスーパーアリーナ

圭人のフライデーのおかげで知念様が天上人だということを確信した8月。

<9月>
ジャニーズフィルムフェスタ2013(9/1・11:00開演・TDCホール)

ツアー中に会えなかった各方面の友達とご飯を食べたりして楽しくまったり過ごした9月。この時の思い出は入院の時の心の支えになったので、友達は大切にしようと思った。

<10月>
ABC座2013年 ジャニーズ伝説(10/6・18:00開演・日生劇場

あまりにもジャニーの怨念が浄化されたジャニーズ伝説の内容に「ジャニー死なないで!」と泣きながら舞台を見ていたら、自分が気胸で死にそうになった10月。この入院は本当に私の人生においてすさまじく転機となりました。

<11月>
なし

会社も休み、知念様二十歳と向き合って瞑想にふける11月だった。

<12月>
JOHNNYS’ 2020 World(12/8・13:00開演・帝国劇場)
JOHNNYS’ 2020 World(12/17・13:00開演・帝国劇場)
JOHNNYS’ Countdown 2013-2014(12/31・23:00開演・東京ドーム)

トニトニを見て、ジャニーが死の恐怖を克服したと思っていたら、どんどん克服されていない方向に変更されていってて笑った。こんなにピュアに東京オリンピックを楽しみにしている人間はジャニーさんしかないと思って泣きながらトニトニを見た12月。ジャニーさんは本気で舞台で地球を救おうとしているのかもしれない。


そんなこんなでこれからカウコンに行って、ジャニーズおさめをしてきます。2013年の現場は53回でした。入院してなかったらもう少し多かったと思うけれど、本当に得るものの多い入院生活だったので悔いはないです。健康的に生活することにようやく興味が持てるようになってきたので(今までは自分を痛めつけてなんぼだと思っていた)、2014年は三十路らしくアイドル雑誌ゆほびかに持ち替えて生きていこうと思います。
皆さま、よいお年をお迎えください。


JOHNNYS' 2020 World(12/8・13:00開演・帝国劇場)

退院後初、実に2ヶ月ぶりのジャニ現場でした。帝劇で復活なんてジャニヲタとしてカンペキだぜ〜(BY.河五)。
ジャニワといえば去年から今年にかけてとりつかれたように足を運び、気付けば30回以上行っていた舞台なので思い入れがありまくり、どの場面の何を見ても前回ジャニワのことが走馬灯のように蘇り、見終わった時には「知念様かっこよかった……!!!!」と号泣したい気持ちになりました(注:今年は知念様は出演していません)。


以下、ネタバレありのジャニー(薮プロ)バレ感想です。1回しか見ていないので、内容に誤りがあったらすみません。


全体的にあっさり目の味付けになっていたけれど、衝撃的だったのは今年の薮プロが孤独ではないことだった。去年の薮プロは偏屈な狂気の人で「俺一人でもショーを続ける!!Show must go on!!」なんて言いながら水に飛び込んでいたのに、今年の薮プロは「俺にはこいつらがいる!運動神経抜群、容姿端麗、清廉潔白なABC-Zが!!!!(ここまで褒めてないけど、このくらいの勢いで褒めちぎっていた)」なんて言ってしまうくらい完全にエビジにデレデレ。ジャニーズ伝説をやりきってくれたことにより、ジャニーさんの中でエビジへの信頼と愛が最高潮に高まっているんだろうけど、そこに薮くん自身が持つエビ担気質が混じり合った結果、ちょっとしたエビジ信仰が発現していた。

次にびっくりしたのは2幕でじじいタイムがなくなっていたこと。薮プロもひげをしていなかった。あのじじいタイムはジャニーさんの老いへの恐怖を払拭するためのコーナーだと思っていたので、あれがないということはジャニーさんが自身の老いを受け入れたということなんだろう。
そして、何より驚いたのは薮プロが死を受け入れていたことだ。去年は「人間は死んだらいけないんだ!!」とクレイジーなことを山田くんに言わせて死を拒み続けていたのに、今年はサグラダファミリアをモチーフに「人が死んでも意思は受け継がれていき芸術という形で何百年も残っていく」という演説を戸塚さんにさせ、「俺はブラックホールにいかなければならない」と穏やかに自らの死を受け入れていた。むしろ、勝利くんの方がプロデューサーの死を否定し続け、一緒に舞台を作りたいと訴え続けていていた。それでも最後には自分たちで素晴らしい舞台を作ることを約束し、勝利くんはプロデューサーに別れを告げた。

ABC-Z中心に自らの意思を正しく引き継いでくれる者たちを得て、ジャニーさんが老いも死も受け入れたことがありありと見てとれた。それ故か、舞台自体の狂気の度合いや悲壮感が薄まっていた気がする。


去年の2幕の流れは以下の通りだった。

死にきれなかったヒゲの薮プロが登場し山田くんと対話→山田くんの歌で知念様ソロダンス(なんとなく死出の旅路をいざなうホトトギスのような風情)→だんだん楽しく盛り上がってきて薮くん含めたジャンプ全員集合→「あれ?プロデューサー?」「何言ってんだよ。どっからどう見ても薮ちゃんだろ!!」なぜかヒゲの薮プロは若返り、ジャンプの一員となっていた!!コナンもびっくりだ!!→みんなで宇宙を旅するぜ!!イエーー!!

端的に言えば、薮プロは死ぬのが怖くてジャンプというゆとり集団の中へ現実逃避をし、中二病を極めていくという展開だった。しかし、今年の薮プロは死を受け入れている。


だから。
だから。
今年は「Where my heart belongs」はやらなくてもよかったんじゃ……!?


というのが私の一番言いたいことでした。別に「あの知念様のダンスを五関さんがやるなんて!!ムキーー!!」と怒っているわけではなくて、純粋にやる必要がないと思う。「Where my heart belongs」は孤独に死んでいく老人の曲で、それを美しく孤独に踊る知念様が仲間と合流するということに意味があったのであって、その流れを再現しないのであれば無理にやらなくていいんじゃなかろうか。
そもそも五関さんがダンスの実力を発揮できるのはこういう曲ではないので(どこかでバレエ系は苦手だと言っているのを読んだ気がする)、知念様用に振付をされたのであろうこの曲を五関さんに踊らせるなんて五関さんに失礼だ。文系の人間に理系の問題を解かせるようなものだと思う。五関さんにはもっと別の、力強く死を受け入れるような曲を踊って欲しかった。


コンノ13に笑ったとか、田島くんの大躍進にびっくりしたとか、新藤きゅんが受験のせいかいなくてさみしかったとか他にも色々思うところはあるし、やっぱり座長が8人も一気に抜けると「まだまだそれじゃ足りないとても〜〜」と歌いたくなる場面も多かったけど、何よりこれがないと物足りなかった!

狂ってるって言われたっていいんだ!大事なのは信念だ!

81歳の秘かじゃなさすぎる欲望(ジャニーズ伝説・10/6・18:00公演を見て)

そういえばエビ座の公演初日に行きました。本当はあと2回見る予定だったので、内容を自分の中で噛み砕いてから感想を書きたかったのですが、2回目の観劇直前に入院してしまったため結局1回しか見られませんでした。初日から変わったこともあったと思うので、的外れなことを言っていたらすみません。


ぶっちゃけこの舞台、すごくつまらなくなかったですか?私はつまらなすぎてびっくりしたんですよね。たぶんこれはABCがやってたから、なんとかここまで見られるものになったんじゃないかと思う。もうつまらなすぎてびっくりした。あんまり「つまらない」の一言で片づけるのは好きじゃないんですが、本当につまらなかった。

ジャニー原作舞台の新作ということで、すっごく楽しみにしていったんです。しかもジャニーズ伝説ですよ?既に色んな伝説を作ってきたジャニーさんがわざわざ伝説と銘打っているんですよ?期待するしかないじゃないですか。ドリボ、滝沢革命、ジャニーズワールド、どれも初演を見た後は「意味が分かんないけどなんかすごかった!!やっぱジャニーさんってクレイジーすぎるぜ!!!!」と熱病に侵されたようなテンションになり、それから一週間会う人すべてにどれだけその舞台が狂っていたかを語らずにはいられないような謎の高揚感がありました。けれども、ジャニーズ伝説にはそれがまったくなかった。今までの舞台と違ってストーリーは分かります。すごくよく分かります。それが全然ジャニーさんっぽくなかった。唯一ジャニーズっぽかったのは人が死ぬ時に白い花が落ちてきて、床に刺さるところくらいです。舞台装置が日生劇場と帝劇では全然違うんだから一緒にするなと言われたらそれまでなんですが、それを差し引いてもジャニーさんが作った舞台の中で一番パワーを感じなかった。


なんでこんなにもつまらないのか考えていたんですが、たぶん曲のアレンジがほとんど当時のままのせいだと思うんですよね。圧倒的にテンポが遅くてそれが古くさい。だからあれほど歌って踊っているのに退屈なんじゃないでしょうか。先日ぱるるが表紙の『別冊カドカワDIRECT』という雑誌を立ち読み(すみません)していて、その中で「アイドルソングはどんどん高速化していてもはや『LOVEマシーン』なんて遅く感じられるくらいだ」というニュアンスの言説があったんですが、ラブマですら遅くなってしまった現代において1960年代の楽曲なんてもはや界王拳20倍で動く悟空に対するヤムチャくらい遅いんです。

誤解されたくないのですが、私は古いものが好きで、懐メロも大好きで、実を言えばアソシエイションもベスト盤を持っている程度には好きです。この舞台を見た後、十数年ぶりにアソシエイションのCDを引っ張りだして「Never my love」を聞いたのですが、本当にアレンジがほぼそのままなんですよ。
古いものを古いものとして楽しむならいいと思うんです。でも、それを元に新しい作品を作りたいのであれば、それなりのアレンジが必要だと思うんです。そういう現代への気遣いがまったくされていないから、この物語はつまらないんだと思います。


しかし、見ているうちに、このつまらなさにこそジャニーさんのむきだしの欲望が込められているのではないかと思うようになりました。そして私はジャニーさんが心配になったのです。


去年初演を迎えたジャニーズワールドにもジャニーさんの欲望が溢れていました。紫の上のごとく小さい頃から大事に育てた薮くんに自分の役をやらせて、その最期を山田くんに看取らせ、勝利くんがびしょぬれになって半裸で踊り狂う中、天使の格好をしたフマケンに天国まで連れて行ってもらい、死後は若い姿で蘇ってABCに導かれながら一緒にジャンプと宇宙を旅する、これはまさにジャニーさんの理想の死であり、理想の死後の世界に他なりません。あの舞台はジャニーさんが死への恐怖を払拭するための舞台だったのだと私は思っています。そういう主題のもと作られていたからこそ、ちょうどこの舞台の初日と重なった森光子さんの死はジャニーさんに深い感銘を与え、見ている者にとっては蛇足でしかなかった長すぎる追悼コーナーを作ったんだと思います。
その前身としてあったのが、滝沢革命の長すぎるじじいのシーンです。ニッキはともかく、なぜタッキーやゆまたんがじじいに扮しなければならなかったのか。それはジャニーの老いに対する恐怖を払拭するためだったのです。大好きなタッキーもゆまたんもじじいなのであれば、自分がじじいであっても恐れることはありません。むしろお揃いです。ペアルックです。だから、ジャニーズ舞台において、じじいはもはや切り離せない要素となり、ジャニワにおいても山田くんと薮くんがじじいになる羽目になったのでしょう。


ジャニーさんは滝沢革命とジャニワにより、老いと死の恐怖を克服しました。そして人生を振り返ってみて、最後にやり残したことがジャニーズ事務所の原点である「ジャニーズ」の無念を晴らすことだったんじゃないでしょうか。「ジャニーズ」を当時の姿のまま再現し、現代のジャニーズファン、そしてジャニーズの若手たちにそのことを知らしめることがジャニーさんに残った最後の欲望だったのです。

今までの舞台はジャニーさんの欲望の発露であったとしても、最新の楽曲や豪華な衣装・セットをふんだんに盛り込み、訳が分からないながらも見ている側が満足できるエンターテイメント性がありました。だけど、ジャニーズ伝説はジャニーさんの過去のやり直しなので、そのようなアレンジは邪魔以外の何物でもありません。当時の姿にできるだけ近づけることが、ジャニーさんの最後にして最大の欲望だったのです。「ジャニーズ」として出すことのできなかった歌を主題歌に据え、今まで数々の舞台(と書いて欲望と読む)を支えてくれたA.B.C-Zに当時のことを(微妙に都合の良いフィクションを交えつつ)再現してもらい、実際にその曲を発売する。ジャニーさんにとって、これ以上の喜びがあるでしょうか。こうすることによりジャニーさんの最後の無念は昇華されたのです。


終末の恐怖を乗り越え、始まりの無念を昇華したら、人間には何が残るのでしょうか。私は何も残らないような気がするんですよね。「情熱JUMP」に「完璧じゃないから僕らは次にいける」という歌詞がありますが、完璧になってしまったらきっと人はもうどこにも行けないんです。そう思うと、私はこの舞台がジャニーさんの最高の冥土の土産に思えてきて、ジャニーさんがとても心配になってしまったのです。


今年に入って派閥の再編と思える事態が多数発生し、ジャニーさんは一線を退いたという説がジャニヲタたちの中でまことしやかに囁かれていますが、この舞台を見て確かにそうなのかもしれないと思いました。宇宙は膨張し続けているが、ある時点で収縮に転じ、やがて一点に収束してしまうという説があります。同様にジャニーさんの中の宇宙も収縮が始まっているのかもしれません。
ただ、あまりにも宇宙は広すぎて、膨張しているのか収縮しているのかなんてちっぽけなおたくには分かりません。だから、来月から始まるトニトニで「やっぱりジャニーさんの宇宙は広がり続けている!!」と確信できる何かがつかめればいいなぁと思います。


そして、自分がどんなに良いものだと思っていても、過去のものは現代の人にとって退屈なものにすぎないんだなと思いました。興味のない人に自分の価値観の押しつけることを控え、せいぜいブログに書き散らすに留めようと自戒できる舞台でありました。

二都物語

縁あって観劇。面白かった。とにかく堀北真希が清楚で可憐でかわいかった。草なぎくんを生で見たのはたぶん初めて。今まで草なぎくんの演技がうまいと思ったことはなくて、生で見ても滑舌は悪いし、やっぱりあまりうまくないと思ったけど、でも草なぎくんは主役にふさわしい人だった。草なぎくんにはスター性がある。それは生まれ持ってのものてはなく、スマップとしての活動を通じて培ってきたものなんだと思う。ジャニーズってすごい。

ストーリーもシンプルで良し。ヤマタイのボンボンは正直あまちゃんすぎると思うけど。ちゃんとしたところにちゃんとお金のかかってる舞台はいいなと思った。